優しい人がいる。
優しい人が居る限り、人は結構救われたりするのだ。
「優しい」という概念は人それぞれ。
相手のことを思って怒ってくれる優しさ、
何も言わない優しさ、
文字通りの「優しさ」、
色々あると思います。
全然主観ですが、私が話しててこの人の話し方、耳に優しいな。
と思った事を記そうと思う。
・「知らない」を受け止めてくれる話し方
人は、誰でも他人よりすぐれていたいもの。
誰かより知識や情報、教養があることにステータスを感じる人は少なくない。
「これ知ってる?」「あれ知ってる?」
と言われて、自分が知らないことだったとき、
「知らない。」
と答えた時に相手の器が見えてくる。
A「え〜〜〜〜!知らんの〜〜〜?ありえへん。え、ほんまに言うてる?やばいってそれ。」
というAパターン。
正直、もうこの年(アラサー)になって周りにそんな言い方するひとはほとんどいないけど、
これ言われて、誰が幸せになるん?って思う。
韓流アイドルのグループ名こそ知らないが、
わたしだって昼顔はしってるぞ!と意味の分からない自信で自分を落ち着かせる。
最近、はやりに無頓着すぎる上に、テレビも新聞もない家でのんびり暮らしてるから
時々、同じ日本語話してる人でも内容全くつかめないこともある。(日本語教師)
そういう時は
B「○○ちゃんやったら、気にとまってないだけで見たら分かるんじゃないかなぁ〜^^
それは、かくかくしかじかでこういうものでな・・・・」
と、相手を決して否定はせず、見たら分かるだろうという猶予を与えつつも、
もし知らなかった時にのために分かりやすい説明を
30文字以内(句読点含む)で添えてくれる人。
そんな人好き!耳に優しい!ear warmer!
そういわれると、全く知らなくても、話についていけるし、知っていこうという気がわいてくるのだ。
間違っても、
「はぁ?そんなんも知らんの?え、原始人すか?まじ引くんすけどwwww」
とか、殺意を覚える言葉を発さないように☆
夜道、後ろに気をつけて歩くことになっぞ!
おっと、私の中にある悟空感が見え隠れしたところで次の項目。
・「正論」がいつも「正しい」とは限らない。
私は、まったくつまらない女だった。
小学生の頃はピークにつまんない女だった。
昔から、正義感を振りかざす傾向があり、たいして正義でもないのに
自分の中で「間違ってる」と思うことには「悪」と思う習性さえあった。
今でも、これはまだ課題で、時々ネジを緩めるスイッチを入れないと
つまんない女モードになってしまう。
「正義」=「つまらない」と言っているわけではない。
順応性が無いと言った方がしっくりくる気がする。
ただ、例えば、
遅刻したら、あかん。
そらあかん。
でも、遅刻せざるおえへんかった理由もきかずに、
「なんちゅう奴や!」という解釈をしてしまっては、
誰の心にも響かない。
まず、その背景に何があったかということを模索して理解しようとする譲歩をして行く人でありたいと思う。
「大丈夫?どうした?」と語頭にそえるだけで印象は雲泥の差。
耳に痛い事ってもちろん大事なことが多いけど、
「正論かざしすぎると相手の耳はシャットダウン。
結局、自分の意見が100%正しくても、相手の心に響かない。」
言葉の放送事故はこういうところで生じて大事故に発展することがあるのだ。
タイミング、相手のキャラ、伝わりやすい言葉
を駆使しないと、この複雑人間ジャングルでは話さえできないのだ。
以前、入社した会社で、脳テストをしたことがあった。
社員の性格、潜在的な考え方をファイリングしてどう育てて行くかを知るため。
私は、社内でダントツの右脳派社員に任命された。
円グラフ内の結果が四角を描いて
当たり前なグラフだったのに、
思いっきり鋭角三角形が描かれ、
右脳のほうに鋭利に頂点がのびていた。
その上を点pがt秒ごとに進んでいた。
その検査で、
私は「褒めれば育つ派」のような診断もされていた。
そのテストの翌日、事件は起こった。
上司がジョーダンまじえつつも頭ごなしな言葉を私に浴びせてきた。
入社後2ヶ月目で、誰がどう見ても下っぱの私は立場を忘れてブチ切れた。
ガミガミ!と怒る上司に、
「ちょっと、いいですか。
先日の脳テストで、私の診断どう出たかご存知ですよね?
私、褒めればのびるんです。
そんなガミガミ言われたら、いくらその言葉が正しくても
耳がシャットダウンしてしまうんです。
何のための脳テストだったんですか。
怒るなら、私が成長する言葉遣いしてもらえますか!」
と、今考えたらびっくりするぐらいレペゼンゆとり世代な発言をして逆に上司を叱りつけてしまった。
もちろん、その日の夕方、上司はちゃんと謝ってくれたよ★(ヤクザ)
ほんま、最低ですよね。
でも、私が言いたいのはしょゆこと(まとめ雑)☆
・質問が多い人は愛される。
「耳に優しい」ってよく考えたらすごくふわっとしたくくりですが、「質問が多い人」って優しい話し方の人だと思う。
人は誰しも、自分に注目を集めたいもの。
自分の話を聞いてくれる人がいるということに幸せになり、
この人とまた会いたいって思うものだ。
「いや、それって自分の話したいだけやん!」
そうなんです。
それは、基本形で誰しも持ってるものやと思うんでやんす。
でも、そんなDNAがあるにも関わらず、他者の話に食いつける質問上手、私は高く評価します。(上から目線)
女の子って、特にあんまり他人の話なんか聞いてない生き物なんです。(偏見)
私も、自分が話したくて会いにいったのに、結局どうでもいい「悩みに見せかけた自慢パレード」に付き合うはめになったことは何度もある。
(アラサーの厚み)
でも、ふと、「この人、話やすいな。」と思う人は、
一貫して質問上手=聞き上手。
「根掘り葉掘り聞く」というゴシップ好きではなく、
あくまで絶妙のタイミングで、
シンプルな質問や変化球を投げてくる人。
難しく考えなくてもいい。
「で、そのあとどうなったの?」
「そのとき、あたなはどう感じたの?」
「そもそもどうやってその人とは出会ったの?」
「地球はどうして丸いの?」
「チャコペンシルの チャコ ってなんなの?」
「蛇遣い座って一体なんなの?!」
最後の質問は、若干怒っても構わないので腹から声を出して質問をぶつけてみましょう。
・名前を呼ぶ
心理的なものなのだろうか。
人は、自分の名前を呼ばれるのがすごく嬉しい生き物である。
しかも、話の最後に名前をトッピングすると効果絶大であることは、
調査兵団の研究結果からも明らかである。(ほら吹き)
簡単な例でいくと、
「おやすみ。」より
「おやすみ、かおりちゃん。」
と後に名前持ってこられるともう、コロっといくよね。
あと、どんな状況でも代名詞ではなく名前をよんでくれる人は耳に優しい。
「おまえさぁ!」
より
「かおりはさぁ!」
と、ちゃんと名前を呼んでくれると、あぁ、自分と向き合ってくれてるなぁと思う。
ちなみに、「かおり」を起用したのは、自分の人生の中で「かおり」という名前の人は美人しかいないというイメージがあるので恩恵をもって使わせていただいた。
意中の彼、彼女がいる人、
久しく名前を呼んでない人、
「名前」は最も身近で最も効く魔法のことばだっちゃ☆
またもや私の中のラムちゃん感がスパークしたところで、もう一つ小手先の話術をお教えしよう。
メールやLINEの時、相手の名前を呼ぶ際、
必ず相手の漢字を正確に入れる事。
これをしといて損はない。
ひらがなで無難にいれても万人にうもれるし、
間違ってたら「適当やな」って思われるし、
漢字で正確にわざわざ打ってくれたら好印象!
とくに、特徴的な漢字が名前に入ってるひとなら、
余計にグッとくるはず!
とは言うものの、
ご存知の方も多いかと思うが私は旦那からずっと
「ムササビ」
と呼ばれている。
もう最近は、スローモーションで言った風に
「まうさうさうび」
となり
しまいに、
「まう」
と呼ばれている。
だから2週間に一回は
「私の名前は、ささきゆいです。」
と自己紹介しているが、おそらくラテン人な彼は1分後には私の本名なんてわすれているだろう。
「名前」は最も身近で最も効く魔法のことばだっちゃ☆
私のラムちゃん感を返して!!
・「いつもありがとう」と不定期に伝える。
「いつもありがとう」って、すっごいいい言葉だと思う。
本当に思ってる時にしか使わないし、
「ありがとう」って言われるだけで原動力になるのに、
そこに「いつも」が付く事によって、
「いつもそう思ってくれてたんや!」って相手に顕著に伝わるのだ。
ポイントは、自分が本当に思ってる時にだけ使うこと。
モテようとして使ったらバレます。
私も、旦那や家族、友達にも思った時にはちゃんと伝えます。
本当に面倒見がいい友達がいて、
「いつもありがとう」って言うと、
「その言葉、すっごいいいな!」と喜んでくれて私も嬉しくなったのを覚えています。
まずは、となりでお尻をかいてるお母さんや恋人に言ってみてください。
テレはすると思うけど、
きっと彼らは今日、あなたのおかげでいい夢をみるでしょう。
以上、5項目にわけて耳に優しい話し方を紹介させてもらいました。みなさんが共感できた部分、できなかった部分色々あったと思いますが、チャコペンシルのくだりは万人が共感してくれたであろうことを自負しています。
明日からできる耳に優しい話し方を週末試してみてください。
では、小腹が減ってきたのでふて寝しようと思います。
よい週末を!