前々からやりたかった「人物名鑑シリーズ」をいきなり始めようと思います。
ただただ私が自分の周りの面白い人間を勝手にピックアップして勝手に紹介していくなんとも自己満足なコーナーです。
私の大切な親友の中に、ヤバい奴がいます。
実名を出します。
彼女の名は「しょうこ」。
しかし、私のiPhoneには「泥棒」と登録しています。
Macbookと連動させているので
「しょうこ」と入力すると食い気味に「泥棒」と変換されます。
しょーこ(以下、泥棒)
なぜ彼女が泥棒かは追って説明します。
彼女との出会いは、14歳の頃、初めて通ったダンススールでした。
彼女は2つ下の小柄な女の子。
当時は、控えめに踊る彼女を勝手に「おとなしい女の子」と思い込んでいました。
それこそがただの大間違い。
そこで、私は「雪絵」という、常に声が酒灼けしている(無飲酒なのに)鈴木紗理奈みたいな女の子と仲良くなりました。
その泥棒は、そのいとこだそうでみんなですぐ仲良くなった。
月日が流れ、
2007年、私が22歳の頃3人で憧れのロサンゼルスへ留学することになった。
1部屋を3人で使い、ボロ雑巾のような毛布で毎日暖を取っていました。
その部屋の構造、今考えたら酷くて。
部屋の窓の鍵はぶっ壊れており、
つっかえ棒でロックされ、
キッチンには小さなゴキブリがいつもいて、
なんなら幽霊もいて(隣の部屋に住んでいたゲイが言ってた)、
私たちの部屋には2段ベッド1つ、マットレス1つがあるだけ。
今考えても、全然懐かしくないし、二度と帰りたくない部屋でした。
でも、不思議とLAでの生活は最高に楽しかった。
3人で初めて暮らす半年間。
毎朝の目覚めからすごい。
起きて一発目のビジョンが毎日これ。
PaintedFeet01 / Pixabay
私の顔にいつも他者の足の裏がへばりついています。
犯人は、そう、泥棒。
2段ベッドあるのになぜかマットレスでいつも一緒にボロ毛布と寝ていた私と泥棒。
その時20歳の彼女は、そろそろ寝相マスターしてもいい年やのに
寝相がしこたま悪い。
寝相年齢10ヶ月。
毎日、小さなボロ毛布は彼女に剥ぎ取られ、
朝になると彼女の足の裏は私の右ほほを貫く。
それでも私と彼女は頑なに一緒の布団で寝ていた。
今考えたら私は相当のドMだったに違いない。
毎晩、消灯後はこんな感じ。
※眠っています
※眠っています
※眠っています
※目覚めました
こんな毎日。
毎日、寝ているのにK.O.負けで今考えたらあんな奴と寝ていたのか不思議でしょうがない。
慰謝料欲しい。
私たちは、自分たちの貯金で留学したため、まぁお金がなかった。
食事は全て日本から持ってきたもので自炊していた。
ラーメンの汁をガチでじゃんけんして取り合っていた。
泥棒は、無料のものをなんでも盗んでいました。
たまにいくマクドでシュガー(使わなかったもの)、ナプキン、マスタード、ケチャップ、
全て自分たちの分ですが、日本にいたら置いて行くようなもの。
車で移動が多かったのですが、LAは日差しが強くて。
クーラーをつけず、窓全開。
そして彼女は毎回大きいトラックの隣を走るようにしていました。
「影、盗も。」
そう言って、日焼け対策にトラックを利用していました。
それから、私には泥棒にしか見えない。
そんな泥棒でも、ダンスはめっちゃくちゃうまい。
ほんまにすごい。
小柄な彼女は腕をぐっと伸ばして大きく見せるダンスが素晴らしく、コンプレックスを自分の武器にするスペシャリスト。
amoというエンターテイメントクルーに所属していて、可愛いグループ名なのに
a あ〜
m めっちゃ
o おもろい
の略だそうです。
そんな名前誰が考えたんや!と思ったら、雪絵ちゃんと私でした。思い出した。
amoのメンバーは、勝手に生まれる前から私の赤子を「amoちゃん」と呼んでいる。
Nooomeというチームも組んでおります。
勝手に大好きな動画載せます。
サムネイルで三つ編みセンターの子が泥棒です。コラ
彼女は、私の夫と同い年で誕生日も1日違い。
同じ星座で誕生日が近いと性格も似るようで、
私は時々、夫といるのか泥棒といるのか区別がつかないくらい彼らにシンパシーを感じることがしょっちゅうある。
泥棒も泥棒で、
「私は、唯ちゃん(私)か、ホアキン(夫)と結婚したい。」と断言し、
「どっちかが死んだら、どっちにしても私が犯人やから。家族に伝えといて!」
と弾けんばかりの笑顔でサイコパスなこと言ってた。
こわこわこわ
でも、めっちゃくちゃ友情に熱くて。
私が怖い思いをしたらすぐに駆けつけてくれるスーパー女!
前の家で恐怖体験をした時に、
DIYした槍(やり)を持って現れた時はランボーかと思った。
参照ブログ:『思いやりと重い槍』
2011年からチャリティー団体立ち上げて東北支援をダンスを通じてやってるんですが、彼女もずっとその主要メンバー。
冷めてるように見せて実は一番熱いもの持ってて、
チャリティーイベントの帰りにはこんなことを言ってた。
私は、今まで正直、チャリティーとか全然興味なくて。
でも、今日募金活動してみて、私たちのこと知らん人がどんどん募金してくれて、
募金箱の重みが、いろんな重みに感じて。
梅田で、義足で募金してって言ってる人おって。
実はその人たちって前からおったんやなって。
みてなかったの自分やなって。
でも、この活動するまで見えてなかった。
それが今回、だんだん見えるようになってきた。
そんな話してくれてなんかもう、
#抱きしめていいですか
(唐突なハッシュタグ)
私の姪の「らん(鬼畜)」とのコラボもすごいのでぜひ読んで欲しい。
参照ブログ:『お久しぶりです。唯の姪のらんのお話。』
彼女は、まだ私が上京した事実を受け止めきれていないようで、
今日、訳のわからないお手紙が届きました。
※ゆな(娘)
まだまだ彼女にハマりそうです。
amo
あ〜めっちゃおそろしい!
“【この場を借りて、あるヤバい女を全力でご紹介します】” への1件のフィードバック