先週、京都は貴船というところに行って苔にまみれてきたにも関わらず、
もう苔中毒になってしまい、今週もさらに北へいった「鞍馬」という場所にいってきました。
貴船・鞍馬には、大阪は京橋という場所から1 day チケットを購入した方がお得!
1枚1600円★
京橋〜鞍馬は片道 ¥890なので
途中下車しても追加料金もかからないし、往復しただけでも180円お得!
京阪改札の右手にあるコンビニをすぎてすぐの駅長室で、
金さえ出せばいとも簡単に手に入ります。
昼の12時45分の京橋発にのって14:30につく段取りなのに
昼食もとるのを忘れてかろうじてスイートポテイトを胃袋にダンク。
パイ生地だったからかもうジャンジャンこぼれる。
後ほど胸元あさったらパイがジャンジャンでてくる。
私の寂しげな胸元をパイ生地でデコってたらもうそこは別世界。
今日の旅のお供はAmi!!
急に「鞍馬いきたい!」ってダダこねたらすぅぐ付いてきてくれた。
ノリがすてきすぎる。
よう考えたら数年ぶりに会う彼女。
「ひさしぶり」という言葉はほんまの友達との間では不必要。
そして、すっごいフランクに決めた行き先、鞍馬。
先週、貴船に一緒に行った大学の後輩の愛ちゃんには、
「鞍馬なめちゃダメですよ!死にますよ!」
ってなんか理不尽に脅されていたにも関わらず、
パジャマで参戦。
単純に、身支度時間配分完全にミスってのパジャマ参戦。パジャンセン。
鞍馬駅から降りると、
もう出迎え方がパンク。
後輩愛ちゃんは、以前この天狗を写真に撮った瞬間デジカメがぶっこわれたらしい。
パワースポットはデジタルをも貫く。
そしてズンズン向かう。
何の予備知識もなく、とりあえず苔の匂いがする方へ。
もう、こっからがすっごかった。
階段につぐ階段。
坂道につぐ坂道。
根っこにつぐ根っこ!
行きに食べたスイートポテトパイなんか完全に消化しきってた。
それでも、私が溺愛して止まない「苔」。
苔だけは裏切らなかった!
苔パラダイスは止まらなかった!
一緒に行ってくれたアミは、多分苔に全然興味なかったかもしれないけど、
頭のいい彼女は、すぐに私の苔のタイプを理解してくれた。
これだから機転のきくオンナは好きだ。
そして、見つけました。
苔オブザイヤー!
湿り気、手触り、控えめな生え方。
もう、すべてにおいてパーフェクト。
この苔がレッドカーペットを歩く日も近い。
カメラに手触りも残せたらどんなに嬉しいことか。
科学の進歩にもう少し期待しよう。
苔の話はこれくらいにしないと誰も読んでくれないので本題に戻します。
とにかく、めっちゃ歩いた!
ナメてた。
鞍馬ナメてた。
間違ってもヒールで行かないでください。
夏に行く場合はお茶は凍らせて行ってください。
昼ご飯を食べてからのぼってください。
天狗を奉ってください。
そうそう、「鞍馬寺」というところが序盤で出てくるのですが、
存在感しかないおみくじで、あなたの運勢を占えます。
キーホルダー付きおみくじ¥500。
一見、ただの可愛いキーホルダーですが彼の後頭部におみくじが筒状にぶっささっています。
うん、どちらが前か後ろか分からないですね☆
天狗の後頭部から五寸釘を引っこ抜くと・・・
ふぁっほ〜〜〜〜イ!大吉!
しかし、1週間前に行った貴船での水占いでは、
まさかの「凶」
なんか字体とかもオカルトな分、水に浮かべたときに現れた「凶」という時は圧巻。
貴船と鞍馬って隣同士やのに、
なんなのこの運勢の振り幅。
でも、天狗様の大吉ですべて帳消し☆
大吉で調子に乗った私は昼ご飯もすっぱ抜いてズンズン進む。
でも、ナメてた。
自然の恐ろしさナメてた。
にっちもさっちもいかん。
ていうか、最初からどこに向かってるか全然分かってなかった。
「道があるから進んでみたらなんかあるやろ。」的な。
そんな人生なんかいいなとしみじみ思った。
しかし、途中から、
私の「カツ丼食べたい・・・」発言から、
もうゴールは寺でも苔でもパワースポットでもなく、
カロリーのバケモノを胃袋にダンクしたい一心で歩き続けた。
ようやく、「貴船」の文字が見つかり、
先週行った見慣れた貴船の町が目に飛び込んできて超安堵。
でも、私たちはもうカツを搔っ食らうことしか頭にない。
急いで三条は「かつくら」というカツ屋に向かい、
無我夢中でメシをたいらげた。
外に出ると、もうあたりは真っ暗で、
9月頭だというのにもうすでに肌寒かった。
鴨川を歩き、腫れたお腹を落ち着かせ、帰路についた。
1駅歩いて駅に降り立つと、
「ゆいさん!」
と、若い男性に声をかけられた。
偶然、生徒と遭遇。
すっごい偶然。
しかも、先週貴船に行った友達は、その生徒の彼女。
なんか色々リンクしすぎて笑けてきた。
疲労困憊で電車に乗り、もっと旅をしていこうと心に誓った。
たった2時間で、夏でも涼しい避暑地に来れて、
ノスタルジックにすごせるということを痛感。
正直、必然的に山登ってた1時間半の間は、
「遭難」という文字が脳裏をかすめたけど。
それでも、冒険することで人生の深みが増して行く。
私はベッドに吸い込まれるように乳児と同等の就寝時間に睡眠に入った。
明日もいいことありますように。
追伸:
夜中に背中の激痛で目覚め、
朝は整骨院送り。
ふくらはぎは今もなお大爆笑して止まない。
鞍馬から貴船におでかけをお考えの皆様。
調子に乗って浴衣+下駄姿で風情重視でいかないように。
(何度もあきらめて折り返すカップルを目撃しました。ざまぁみろ!要注意だぞ☆)
鼻もげらー!