我が子の成長が著しいです。
おっぱいを吸う時、ゾンビが人間の首根っこに噛み付くごとく「ウガウ!ウガウ!」と乳房を探します。
毎回私は、
「落ち着いていきや〜!」
と、不本意にもゆりあんレトリバーみたいな発言をしてしまいます。
実家に帰省中の私の周りには、そんな彼女より落ち着かない住人がいます。
そう、みなさんおなじみ「姪:ラン」。
見た目も中身も45歳。
実年齢こそ11歳ですが、彼女は間違いなく誰よりも「おばちゃん」である。
この冬、気管が弱い私と娘のために母が空気清浄機を買ってくれました。
普段はものすごく静かで、稼働しているのか本当に疑うのだが、ランが空気清浄機の前に立った瞬間、
ゴゴゴゴゴゴゴ〜〜〜!!
と、すごい音を立てて稼働します。
彼女はショックを受けながら、私の方をクルッと振り返り、
「これ、ランのカレー臭やわ。」
と一言。
吹き出した私でしたが、彼女は「加齢臭」の意味なんて知る由もなく、ガチでさっきまで自宅でカレーを食べてきたからその発言になったらしい。怖。
そんな彼女も冬休みに突入しました。
冬休み前に二者面談があったようで、その様子を姉が克明に語ってくれた。
文章能力がグンと伸びました。
先生にそう告げられたそうです。
先生「2学期に、ランちゃんの文章力が著しく伸びました。夏休み中、何かされてたんですか?」
姉「・・・
あ、そういえば、
叔母(私)のブログのゴーストライターやってました。」
先生「!!!!!
それです!どんどんやらせてください!」
そんな二者面談だったらしい。どんなパンクな学校やねん。
私たち三姉妹の母校。嗚呼。
冬休みといえばクリスマス!
サンタが来る家庭の姉一家(私には一度も来たことがない:理由はこちら)。
ランちゃんは恐ろしく冷めた人種で、サンタに何頼んだのか聞いたところ、
「現金。だってラン、飽き性やもん。」
!!!!!
なんか、ロンハーとかに出て来そうなダメ女の口ぶり!!
冷めてる彼女は、その現金をまさかサンタさんが用意しているなんて思ってもなく、ママサンタ現金をまんまとゲット。
意外と、スペインの家族もプレゼントより現金で好きなものを買ってねとプレゼントする文化がある。
でもサンタに頼むなよw
サンタからまんまと現金をゲットした次の日、彼女は衝撃的な発言を姉に浴びせる。
「友達とケーキ作るから、
お金、いいかなぁ?」
ここで出て来た「お金、いいかなぁ?」は彼女の口癖である。(怖)
この発言にドン引きした姉は大説教するも、ラン(45歳)ははっきりとした口調で、
「ランは、お金を好きなだけ使う、これを大事にしたい!
ランは、今を思いっきり楽しむ、これを大事にしたい!」
と胸を叩いてたんだとか。
もう、なんで変に説得力あるんやろう。
ダメ女だけあって、散財するスピードはカールルイス級。
先日、財布から出て来るおびただしい数のレシートを広げて顎に手ついてため息ついてた(間違いなく45歳)。
そんな彼女も年頃のため、
ファッションに興味を持ち始めた。
雑誌を買うと言っていたのでてっきりpopteenとかcutie, zipperあたりかと思っていたら、
オシャレか!!
まさかこんなオシャレな代物に手を出すとは思っていなかったので、驚いていると、
「だって、若い子向けの雑誌、ランには合わんかったんやもん。」
「若い子向け」て…。
その雑誌を、公園の遊具の上で優雅に読んでいると(何してんねん)、1つ下の女子に後ろ指刺されたらしい。
「大人みたいなん読んでるクスクス」
45歳は、「あ〜、お金ないから羨ましいんや。かわいそ。」と思っていたらしい。
肝座りすぎて勝たれへん。
暴言はもう止まらなくて。
フィギュアスケートを見ていて、競技の最後にバシッと決める選手に対し、
「うわ、何このひと!クソどや顔やん!www」
「www」じゃねぇよ!
このクソドヤ顔するために並々ならぬ努力しとんねん!(コラ)
その発言をする彼女に説教する姉に対し、衝撃のひとこと。
「ママさぁ、
ランが伊達メガネかけてるときだけ機嫌悪くない?」
ええええええ!!
「ランが可愛いから嫉妬してるんかと思った。」
!!!!!!
くわばらくわばら
最後に、そんな彼女の将来の夢を聞いてみた。
「歌手・・・
からの
女優かな!」
黙れー!!!!!!
みなさん、良いお年を。