初めての関所に差し掛かっていました。
我が子も早いもので4ヶ月になり、丸々と膨れ上がっています。
夜泣きも少なく、友達が来てもすごく大人しい彼女。
すっごい育てやすい女。
しかし、初めての育児の難関が来ました。
題して
『同時多発テロ〜発熱はお父さんと一緒〜』
タイトルだけで震え上がりますね!
先日、旦那が休みの前日に友人と久しぶりに飲みに行った。
私と娘は先に寝ることに。
帰って来た旦那は悪酔いしたのか具合が悪そう。
すると、午前3時に娘がギャン泣き。
珍しく機嫌が悪いので熱を計ってみた。
38.6度
オージーザス!!
何度計っても38度超え。
旦那は、お酒飲んでるし、具合悪そうやし、外は極寒の絶体絶命。
最近、ベロアのズボンを買ってセーターもわりと外行きのようなもので寝ているので着替えいらず!
私は、光の速さで準備をし、家の隣にある総合病院へ直行!
泣きじゃくる娘と受付に行くと、まさかの通告。
「うち、小児科ないんです。」
なんたるちあ!!!
こんなバカでかい病院で小児科ないとかひどい!
目安箱で院長あてに手紙かこ。
そして、ここに電話するようにと教えてもろた。
すると、
私の家からはるかに遠い
「西区中央急病診療所」を紹介された。
しかもその1つしか開いていないらしい。
とりあえず、タクシーに飛び乗り30分かけて病院へ。
もう、娘が心配やら、初めてのことでテンパるわ、なんでこんな日に限って実家から帰って来てしまって、旦那は酒飲んでて車も出せなくて、深夜のタクシー2割り増しでお金もギリッギリなんじゃあ!
そして何より、孤独がやばい。
病院に着いたら、患者は娘だけだったのでわりとすぐに診てもらえた。
気管支炎を患っている私が心配したような症状ではなく、ただの風邪とのこと。
念のため翌朝も小児科に行くようにと。
少しホッとして、またタクシーで30分かけて戻る。
結局往復1万円弱吹っ飛んだ。
娘の健康には替えられない。
朝6時。
旦那の熱も計ってみる。
38.5度。
嘘やろ…!
娘と仲良しか!!
そっから、もうコンビニ走って水分買って、自分の精神を保つためにとびきり甘いパン買って。
娘と旦那を行き来して看病。
ぶ、ぶっ倒れる!!
幸い、娘も平熱に戻って来てるが咳がひどい。
2人とも苦しそうで私も心配で胸が痛い。
朝は、近くのクリニックへ旦那を連れて行った。
うちの娘は誰に似たんだか外面がいいので病院に行くとニコニコしてやがる。
旦那がインフルじゃなかったのは不幸中の幸い。
娘は家に帰るともうしんどすぎて泣き止まないし、
7キロもあるのに抱っこ必須。
肩壊死しそう。
私は10時間ほど何も食べれないくらい超多忙。
旦那は39.5度。
マジで、マジで精神狂いそうで、
何度かマスクや枕に
「あ”〜〜〜〜〜〜〜!!!」
と叫んでた。もはやリリイシュシュの世界観。
ついに耐えきれず、母に
「ボスケテ」
と連絡。
さすがは神ってる母。
すぐさま飛んで来てくれた。
私は、誰か話を聞いてくれる人が欲しかった。
誰もみてない、
褒めてくれない、
頼れない、
孤独との戦い。
母といろんな昔話をして気がまぎれ、
ほぼ無眠で2人の看病。
旦那も12月まさかの33連勤だったので体が悲鳴をあげていたんだろう。
「休みの日に熱出すなんてデキる男だね!」
と、声をかけたり、
「すぐに飛んでくるから、なんでも言ってね!」
と、精一杯の言葉をかけた。
大波乱で翌日の夕方には2人とも36度台に熱が下がった。
はぁ〜〜〜〜〜よかった。
元気になったら元気になったで、
また私も自分の疲労に気づき始める。
まだまだ機嫌が悪い娘にいよいよ付き合う体力がなくなってきた。
「私は、もっと褒めて欲しい。
関係ない顔されるのが一番孤独で辛い。」
旦那に末っ子感全開の本心を吐露した。
(末っ子の皆さんごめんなさい)
しんどい旦那に、追い打ちをかけるようなことを言ったけど、少し回復した彼は私が授乳するたびに背中をさすってくれるようになった。
昨日は娘を寝かしつけてくれた。
親として、少しずつ成長して来た私たち。
最初の関所をいきなり迎えて母親のスペックがグンと上がった気がする。
何より母、ありがとう!
この経験を経て、下記のことを実践していこうと思う。
・救急病院をリストアップしておく
・引き続きいつでも出かけられる格好で寝る
・十分な財力を持っておく(緊急時のため)
・カバンに必需品を準備しておく(参照ブログ→こちら)
・旦那と娘を平等に大切に看病する
・強がらず全力で弱音を吐く
・「ボスケテ」と言える自分でいる
・がんばってる自分へのご褒美を小出しに与える(甘い物)
怒涛のような2日感の反動で、
今日はバカみたいに裁縫しました。
無心で枕カバー、ティッシュケース、娘のリボン枕を作りました。
自分って、疲れたら裁縫をするんだな、と新たな一面を発見しました。
最後に、ドラマ「A LIFE」でキムタクが言っていた言葉を贈ります。
「怖がらないためには、圧倒的な準備をすること」
私も、母親としてこれから起こりうる事態に圧倒的な準備をしていこうと思う。
寝よ!