【7年目のDance for Tune】


東京に住む私に、

1本の電話がかかってきた。

 

 

「今年もやろう、チャリティ。」

 

親友からの電話だった。

毎年春に開催していたイベントだったが、

私の出産、上京が重なり、

今年の開催は正直難しいのかな、と感じていた矢先だった。

 

 

メンバーの翔子が、

 

「このイベントは続けたい」

 

と言ってくれた。

 

いつもは半年かけて準備をするけど、今回はたった2ヶ月しかなかった。

 

 

メンバーはたった5人だけどそれからみんな合間を縫ってものすごいスピードで準備を進めてくれた。

 

 

今回は、出演者の方々から「参加費」をいただくことで経費を除く全ての額、当日の来場者の方からの募金、サポート店舗での募金箱設置の全ての額を福島県に送ることに。

 

 

正直、踊っていただく方から参加費を頂戴するなんて、

申し訳ないやら、ダンサーさんが集まるのかやら不安があった。

 

 

 

ところがどっこい、

 

日に日にどんどん出演者が増え、

 

当日はなんと40組近くの出演者が集まった。

 

 

メンバーのゆきえ、翔子が本当に駆け回ってお願いしてくれたに違いない。

 

無理なお願いをしているにもかかわらず、

こんなメッセージが添えられていることさえあった。

「一人ひとりは微力でも集まれば馬力になる」

 

 

ずっとずっとそう信じて、

そして実現してきた

ダンスチャリティーイベント

“Dance for Tune”

 

今年で7年目。

 

東日本大震災の翌日から団体を立ち上げて続けてきた復興地支援。

 

 

大好きな人たちと、

大好きなダンスや歌を楽しみ、

防災クイズで楽しく学び、

景品に福島県の特産品を選び、

イベントに参加することで支援になり、

自分が踊ることが遠く離れた誰かの笑顔につながればいいな。

 

そういう思いに賛同してくださった方々のおかげで今年も大盛況でした。

 

 

その中でも、

イベント第1回目からサポートしていただいている

世界的ダンサー、

3Dcrew Ackyさんもエキシビジョンバトルを開催してくださいました。

 

 

6年前の春、

チャリティイベントのことなんて右も左もわからず、

がむしゃらに準備していたところ、

 

噂を聞きつけ、Ackyさんがきてくれた。

 

 

「僕に、何かさせてください!」

 

と、こんなどこの馬の骨かわからない女に頭を下げてまで協力してくれた。

 

 

その時と同じ笑顔で、

 

「ジャッジムーヴ?やろっか!」

 

と、まさかの当日、

ACKYさんのジャッジムーヴが見れることになった。

 

 

確信した。

 

 

ホンモノは気さく、ニセモノは天狗。

 

 

昨日出会った全ての人々は、間違いなく気さくな人ばかりだった。

 

最高のパフォーマンスやご協力いただいた全ての方々のおかげで、

 

¥407,377(2017/11/24現在)

 

も集まりました!!!

 

 

経費を除く全ての額を福島生活協同組合「蓬莱わいわいクラブ」さんに送金を予定しています。

 

詳細は後日、お知らせいたします。

 

 

こちらの団体は、

様々な事情で食事を満足に食べられない子供達に支援している団体です。

 

昨日、舞台や会場で起こった全てのことが

福島の子供達の明日に繋がりますように。

 

 

何度やっても反省点ばかりで、

 

いつも自分自身を「中途半端だな」って自己嫌悪やけど、

 

そんな時は、母が以前に言ってくれた、

 

「中途半端と感じるのはいろんなことを

 

高い志を持ってやろうとしてるから。

 

だから、私はあなたの中途半端を全力で応援する!」

 

 

これを思い出す。

 

 

自分は中途半端でも、

はまらないピースをおぎなてくれる仲間が私にはいる。

 

しかも、ものすごい数の仲間。

 

 

そんな素晴らしい仲間とこれからも、

 

自分たちができる支援を自分たちがしたい形で

 

できないことはみんなで補い合って続けていきたい。

 

 

高い志を持って。

 

 

 

Special thanks to 関わってくださった全ての皆様。

 

 

photos taken by Mayu & Kenken


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