ありきたりな言葉だが、
海外へ行くたびに世界の広さと考え方の多様さに度肝を抜かれる。
義母は、めちゃくちゃおおらかな人で生きとし生けるもの全てに優しい人である。
初めてあった私の実母(あやこ)にもすかさずハグしてキスして腕組んでもうファミリーの出来上がりである。
スペイン人は基本、「や行」が発音できないため、
母は義母に「アジャコ」とよばれている。
なんかプロレスラーみたい。
そんな博愛者と女子プロは、朝起きたら仲良く折り紙してた。
なんか可愛いふたり。
折り紙をひとしきり堪能した後は、博愛者と女子プロを連れてマドリード散策。
折り紙したあとはもう親友になってた。
晴れ!
おれ!
マドリードいったら絶対立ち寄るべきチュロス屋!
建物!
透明人間!
ずおふ!
Plaza Mayor
いつでも逃げられるように準備して偽物を売りつける集団!
しばらくすると、足が痛いというので看護師な女子プロが義母の傷を手当て。
よく見ると、義母は外反母趾。
「え、大丈夫?」
と聞くと、
義母「あ〜、大丈夫、外反母趾ってほら、私のキャラだから。」
え?
外反母趾って、「優しい」とか「気さく」とかに並ぶジャンルやったんや。
そう思うと、なんか病気とかもうまく付き合っていけるのかも。
そういえば、
大学でとても仲が良かった女の子も「病気キャラ」ってあだ名ついていた。
海外旅行してるのにのに期間の半分風邪で寝込む人たまにいますよね。
それがTHE 病気キャラである。
あいつ、元気かな?まぁ、病気だろうな。
外反母趾と女子プロを連れて、そのあとは公園へ。
旦那はというと、私たちが遊んでいる目下で、空港でレンタカーを借り、ホテルを予約し、義母の妹を迎えに行き…
そんじゃそこらの旅行会社よりめちゃくちゃ働いているのである。
彼にとってこのハネムーンは、もはや労働。
もっと彼に優しくしよう、うん。
マドリードは街並みがとても綺麗で、洗練されている。
その日、Museo del pradoという 美術館は、17:00〜19:00まで無料開放されており、
ショッピングが終わったら行ってみることに。
しかし、なめてた。
関ジャニのグッズ販売並みの長蛇の列!
無料だよ!全員集合!と言わんばかりに人、人、ひと!手のひらに3回書いたら願い事かなっちまうよまったく!
てなことで美術館は断念し、散歩しながら旦那を待つことに。(ほんまに働き者)
皆様は想像できるだろうか。
還暦を超えた女性3人が集まるとどういうことが起きるのか。
旦那曰く、
「ひとを殺せるぐらい話す集団」
フェスというより、テロに近い集団である。
どうやら、今回はとんでもない旅になりそうだ。(旅2日目終了)