【#自分を諦めない〜colors観て来ました〜】


#自分を諦めない

17年越しの真実を知った金曜日。

 

 

ダンス仲間の親友、【ゆきえ】から電話がかかってきた。

ちょうど娘が寝ていて、お客さんが帰ったところだったのでゆっくり話をすることができた。

 

 

ダンサーとして、オーガナイザーとして、リーダーとして走り続けている彼女と、今ある「葛藤」について話していた。

 

 

やるべきことと本業のバランスがとれず、ジレンマの時期なのかもしれない。

 

 

一線で活躍する彼女にもそんな葛藤があるのかと思い、心配な反面、なんだか嬉しかった。

 

あの頃の私と同じだ。

 

 

2007年、私は彼女【ゆきえ】と彼女のいとこであり同じくダンス仲間の【しょうこ】の3人でアメリカはロサンゼルスへダンス留学をした。

 

 

 

英語教師の免許を取得直前の私にとっては、語学留学でもあった。

ひそかに、14歳のころから始めたダンスの道も成功出来たら最高だな、と思っていた。

 

 

 

しかし、この留学は生ぬるい考えをしていた私に思い切り平手打ちを食らわせてくれた留学だった。

 

 

10月にハロウィンの時期にKey clubというクラブハウスで毎月行われるダンスイベント。ここに出演することはダンサーとしての第一歩の登竜門である(と、私は認識している)。

 

なんとそれに、

 

私以外の2人ゆきえとしょうこがピックアップされ、

 

舞台を踏むこととなった。

 

 

それを聞いたとき、彼女たちの夢の1つがかなってものすごくうれしかった。

 

 

それと同時に、名前が付けられない感情が心の中で渦巻いた。

 

 

 

リハーサルで遅くなる彼女たちの帰りを待ち、シチューを煮込んでいると涙がこぼれてきた。

 

 

「私も、選ばれたかった・・・」

 

 

 

思わず日本にいる母に国際電話をかけた。

 

 

悔しい思いをしている私は、涙が止まらなかった。

 

 

母からの優しい言葉を期待していたのだろう。

 

 

すると母は言った。

 

 

「今こそ、ゆきえちゃんに恩返しする時だね。」

 

 

 

???

 

 

 

そう、あれは14歳の頃、私がダンスを習い始めた時。

 

 

 

 

夏に毎年開催される発表会で、なぜか私がソロに抜擢されたときの話にさかのぼる。

 

 

 

その時の先生は恐ろしい言葉を私に投げかけた。

 

 

「あんたの代わりはいくらでもいるから。

同じフリをゆきえちゃんとまりちゃんにもおしえるから、

ちょっとでも無理だったらすぐに2人に代わってもらうよ。」

 

 

 

ひいいいいいいい

 

 

齢14だよおおおお

 

 

プレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、ゆきえとまりが「がんばれ!」と後押ししてくれた。

 

さっそく母に報告。

 

「ソロもらったよ!」

 

 

 

母は、おめでとう!と喜んでくれたも束の間、すぐに顔色を変え、こんなことを言った。

 

 

 

 

「でもね、一番偉いのはゆきえちゃんとまりちゃんだから。」

 

 

 

え?

 

 

「あなたがソロに選ばれたこと、

 

悔しかっただろうに応援してくれた2人のおかげ。

 

 

私は家族だからいくらでも自慢したらいい。でも外ではぜったい自慢しちゃダメ。

 

 

あなたがソロをさせてもらえるのは周りの人のおかげだからね。」

 

 

 

ほんまやぁぁぁぁ!

 

 

ソロをもらって内心舞い上がっていた私の心を平手打ち。

 

 

みんなのサポートあっての初めての発表会。

 

無事、ソロパートをつとめることができました。

#自分を諦めない

(顔、塩ちゃんこみたい)

 

14歳の私にはすごく印象的だった出来事。

 

 

 

8年も前の事を留学中に思い出させてくれて、

 

 

「あの頃の恩返しを今、ゆきえちゃんにしておいで。ここでは泣いてもいいから、おめでとうって祝福してあげな。」

 

 

私は、号泣しながら電話をきった。

 

 

そしてリハーサルで疲れて帰ってきた彼女たちにシチューをふるまい、

 

心からの「おめでとう」を伝えることができた。

 

 

ハロウィンの時期に開催されたそのイベントは、最前列で応援しに行った。

 

後で聞いた話だが、ゆきえは自ら、つたない英語でダンス講師に直談判に行ったらしい。

踊りたい!って伝えて、その姿勢をかってくれたらしい。

 

 

彼女はチャンスをつかみに行ったんだ。

 

 

She deserves it.

 

 

そんな話を思い出して、彼女に打ち明けた。

 

私は、留学費用をためるため大学(朝~夕方までのフル講義)・バイト3つ掛け持ちをこなしていたのでダンスの自主練にほとんどいけず、彼女らと実力の差はどんどん離れ、寂しさと悔しさを感じていた。

 

 

しかし、今のゆきえもあの頃の私と同じきもちだったんだ。

 

 

14歳の舞台の話を打ち明けると、ゆきえは言った。

 

「すっごい覚えてる。だって、あの夜めちゃくちゃ泣いたから。」

 

 

 

えええええ!!!

 

 

17年越しの真実。

 

 

知らんかった。。。

 

 

あの笑顔の「がんばれ!」の裏で、彼女の涙があったことを。

 

 

 

私たちのダンスの先生は、厳しい中で私たちが学ぶことを見越していたんだと思う。

 

 

「当時の私は、当然私が選ばれると思っていた。調子に乗ってた。それも先生にばれてたのかも笑。だからあのできごとは経験すべきだった。」

 

 

 

14歳!!!!

 

 

 

翠華先生、あなたから私たちは多くを学びました。本当にありがとうございます。

 

 

 

お母さん、素晴らしい教えをありがとう!

 

 

 

そんな彼女は、昨日行われた舞台で演出とすこし出演もするとのこと。

 

 

もちろん、応援しに行った。

 

 

「ゆい、今の唯が娘以外で守りたいものって何?」

 

 

 

 

 

「私は、絶対に自分を諦めない。」

 

 

 

そう、答えた。

 

 

子どもを産んだから、母親になったから、結婚したから、

 

 

色んな事が「制限」はされるかもしれないが、「諦める」ことはしない。

 

 

そう伝えた。

 

 

彼女が出演するダンスのテーマも「自分を諦めない」がテーマだったらしく、不思議なリンクを感じた。

 

 

 

元気がでた!

 

と電話を切った。

 

 

 

17年越しの真実、変わらぬ友情。乗り越えた壁。

 

 

 

31歳の今もまだ私たちは青春のど真ん中。

 

 

 

よし、これからのテーマは#自分を諦めない。

 

 

これに決まり。

 

 

彼女たちは本当に舞台で輝いていた。

 

 

私の舞台は今、ダンスの舞台ではないけど、

この舞台 colorsで学んだこと。

 

自分の色ももちろん大事。

 

でも、出会う人いろいろな人の色をちょっとずつ影響受けて、

自分色にしていけばもっと豊かな人生になるってこと。

 

ダンスやってて良かった!

#自分を諦めない

 

大食いの娘が乳をよこせとないているので今日はここまで!

 

 

 

おっぱいなっぽーあぽーぺーん!


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