【すんごく小さくてすんごく大切な話】


【すんごく小さくてすんごく大切な話】

おっすオラ、ロドリゲス!

 

先日、娘の出生届が完了し、スペインの家族手帳(日本でいう戸籍謄本)が送り返されて来ました。

 

娘の名前に「ロドリゲス」が盛り込まれていました。

 

私達は夫婦別姓ですが、もし私が名前を変えたら

ユイ ササキ ロドリゲス (略して「ゲス」)!

 

持ち前のゴリっとした顔面も手伝って、女子プロレスラーみたい!きゃん!

 

そんなゲスが今日、とても大切なことをお伝えします。

 

 

 

「地味にスゴイ」

みましたか?

 

そこですごーくすごーく良いことを言っていました。

 

グッと来たセリフ:

「当たり前のことを当たり前と思えるのは、それを影で守っている人たちがいるから。当たり前なことは忘れがちだけど、それを忘れるくらい、当たり前にして行くことがその人たちの目指すところ。」

 

このシーン、震えましたね。もう泣いてた。

 

電気がついたり、蛇口からお湯が出たり、電車に乗れたり、安全に公園で遊べたり…

 

みんな、人は人に影で支えられて生きていることを痛感させてくれたシーンだった。

 

それって、当事者と非当事者によって気持ちの持ちようを変えるとみんな優しくなれるんじゃないかな。

 

影で支えている人は

「当たり前を当たり前にして行く」

「スポットライトが当たらなくてもひたむきに続けて行く」

 

支えられている人は、

小さなことにも感謝して「ありがとう」って伝える。

 

ビルの掃除をしてくれている人、駅員さん、工事現場のおっちゃん、朝ごはんを作ってくれる奥さん、お母さん…もう感謝は尽きないですね。

 

私の旦那ロドリゲスも、影で人を支える仕事をしています。

 

彼の職業は郵便屋さん。

 

ヨーロピアンがこの職業に採用されるのって異例らしい。

彼がこの仕事をし出して色々見えて来たものがある。

 

ポストに「不在票」入ってたりしますよね?

 

たまぁにですが、再配達を希望されてもその時間に行っても誰もいない時もあるらしい。エレベーターもなくて最上階まで米10kg持って行っても不在。歩合制なこの職業、すごーくすごーく痛いんです。

 

そして5分後に、「当たり前」のように「今帰って来たから持って来て」っていう人も少なくないんだとか。

 

その人以外にたくさんの人が荷物を待っています。その時間にいることは約束なんです。もちろん、ほとんどの人が感謝をしてくれます。でも、つい自分のことだけ考えて、時間指定したけど、用事ができたからまた来てもらえばいっか!なんて軽く考えないでほしい。

 

せめて、時間の変更の連絡をするというマナーを守ってほしい。

 

友達との約束に遅刻しそうになったら、連絡しますよね?

あなたの代わりに、あなたのために荷物を持って来てくれる影で私たちの生活を支えてくれている彼ら。

 

寒い中持って行ったら、飲み物をいつもくれるおばあちゃんや、

「頑張ってるね!ありがとう」と声をかけてくれる若者、たくさんの人がいるそうです。

 

「当たり前」に郵便物が届くすごいシステムが「当たり前」になっている日本。

 

海外に手紙を送ったら、届かないことなんかしょっちゅうです。

 

私にとっても「当たり前」になっていた郵便や通販のシステム。

 

「お金払ってるんやから早よもってこい!」なんていう心の貧しい人になりたくないですよね。

 

 

年末は、本当に多くの荷物が行き来します。

 

クリスマス、お歳暮、プレゼント、みんなの思いをあなたの代わりに運んでくれている、全然スポットライトの当たらない彼らが創ってくれた「当たり前」に感謝して、最低限のマナーを守っていきたいと思う。

 

今、当たり前に明日が来るのも、

 

平和な証拠。

 

なんだかんだ色々あるけど、明日が「当たり前にある世界」を娘にも引き継いで生きたい。

 

私ができることはこの小さな小さなブログを書く小さな活動。

 

 

何が言いたいかっていうと、

 

小さなことにも感謝し合える世界にして生きたいなということ。

 

最近、ドラマがおもしろい。ロドリゲス妻の長めのつぶやきでした。


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