ベトナムでの日本語教師時代の日記を気まぐれにアップしています。
独特のアジア臭がして、悩んでいることとか結構アホらしくなってくるのでぜひ読んでみてくださいw
2006/3/1
やばい。
痩せる気がしない。
一日中食べているのが今日この頃の私たち。
ベトナムの食事は(日本人にとって)すごく安くて、50円でお腹いっぱいになる。10人で食事に行けば、誰かが全ての人の分を払ってくれるシステム。
そして、次は別の誰かといった感じ。
ベトナムでは「ゲスト扱い」の私たちが払おうとするも、生徒に羽交い締めにされ、1ミクロンも払わせてもらえない。
私の教師パートナーSusieは少食の小柄な女の子。
彼女が残した半分の焼き飯やつけ麺は、もったいないオバケ(それは私)が全て平らげるため、私は太る一方だ。(幸)
今日の朝食は、学食を初体験!
満を辞して向かうと、
前回のブログで紹介した南原清隆似のナンちゃんと猫背椿似のフャンちゃんや他のメンバーが
「こっちこっち〜」
と手を振ってくれていた。
今、日記を見て気がついたが、
猫背椿似のフャンちゃん(姉似)
と記されていた。
どうやら、私は猫背椿を姉と似ていると無意識に認識していたらしい。
ナンちゃんが「バインバオ」という肉まんをご馳走してくれた。
とても大きくて中にはうずら卵2つ入っていて20円ほど。
ものすごくジューシーで美味しい。
ポケットに入れて叩いて2つに増やしたい。
今日は、Xuan先生の授業を担当。
早速、発音と漢字の指導を任される。
たまたま隣に座ったハンちゃんという女の子は、東京に留学経験がありノートを見せてもらうとぎっしり日本語が書かれていた。
しんにょうの書き方が難しいようで、書き方を指導した。
すると、ものすごく熱心に何度もかき、
授業の最後、黒板に書いてもらうと驚くほど上達していた。
教師は、学生の成長を目の当たりにできる素敵な職業だと痛感。
その後は、ナンちゃんたちが受ける
「対外経済」というベトナム語での授業に潜り込んだ。
猫背椿は、
「ヤリタイデスカ〜??」
と、英語の宿題をおしつけて来た。
後ろの席で座っていると、バンバン手紙が回ってくる。
恋人はいますか?
(私) いないです。寂しいです。
Susieさんはどうですか?
いないです。寂しいです。
↑
〃
みたいなメモをひっきりなしに交換。
休憩中、トランプをしてテンションが上がったナンちゃんは、
「さぁ!授業をサボってビリヤードをしに行きましょう!!」
と大声。
日本語学科の学生はだけにしか理解できないのでみんな私たちを担いで行くことになった。(コラ)
自分の大学は特進クラスで超厳しかったので、
初めて授業をサボる体験をした。
その天罰が下ったのかランチに入った店で
ボラれた。
2人で451円!
このエリアではありえない高さ!
といっても日本人の金銭感覚からはだいぶリーズナブル。
ベトナムでは私たちのようなスカタンを
「ニワトリ」
と呼ぶらしい。
次ボラれたら、
「ユイ・カッカドゥードゥルドゥ・ササキ」に改名しよう。
14:00に我が家にテクニシャンがきて、大量のスナックを貢いでくれた。(謎)
その後、ラオス人のダオちゃんが
「たか先生の誕生日会をしているからおいで」と呼びに来てくれた。
2年生の生徒がケーキや小りんご、「特別な豆」なるものを持ち寄ってパーティースタート!
急遽、ダンスと森のくまさん(熱唱)を披露。
ベトナム人7
日本人2
ラオス人1
いろんな言葉が飛び交って誰かの爆笑は絶対誰かに伝わらないけど、
なぜかみんなで大爆笑してた。
すると、2年生がみんなでベトナムの歌を歌ってくれた。
風が吹く中 橋を渡るとき 服が脱げてしまった
という理解しがたい歌。
よくよく聞くと
本当の意味は、彼氏とデートした女の子が彼に服を脱がされて無くしたのに母親には風が吹いてなくなったと言い訳した歌
らしい。
うん、お誕生日会に不向き!
17:00
1年生の生徒が我が家にダンスを習いに来た。
その中のアイン(ジャイ子似)とは特に気が合った。
彼女らも、
「特別な豆」なるものを持って来てくれてもりもり食べた。
1分踊ったら
「疲れましたね!食べましょう!」
とジャイ子の一言で休憩。
ぽっちゃりの彼女が、特別な豆を口に放り込む私に、
「食べることが好きですね〜!(太りますよ!)」
と、最後の部分は耳打ちで注意してくる。
「あんたに言われたくないわ〜!」
と言いながら特別な豆の入った口を大きく開けてガハガハ笑う。
余談だが、
「アイン」という名前はすごくポピュラーで、
40人クラスに12人くらいアインさんがいる。
出欠をとるとき、
「アインさ〜ん!」と呼ぶとザッと一斉に12人が手をあげる風景は今思い出しても吹き出しそうになる。
19:00
テクニシャンがバイクで迎えに来た。
ホアンキエン湖というスポットに連れていってくれるんだとか。
少し風が冷たいので、私の手をとり自分のポケットに入れ、
バイクから落ちないようにしてくれた。
テ、テクニシャンやないか!
ホアンキエン湖の夜景は凄まじくノスタルジック。
水面に都会の光が反射して輝き美しさの掛け算が人々を魅了していた。
土産物屋で、テクニシャンが髪飾りをプレゼントしてくれた。
デ、デートやないか!!
家に帰ると、ダオちゃんがまだお誕生日会を続けていた。
Lao Beerを乾杯し、たかの生誕を再度祝した。
毎日、10人単位で友達が増えていく。
携帯電話もないし、言葉も通じないのに不思議な感覚。
でも、名前を聞くのは意外と別れ際だったりする。
名前なんて本当はあまり重要じゃないのかもな。