「なぁ、唯って高学歴?」
不躾な質問をしてくるのはいつも姪のらんです。
「高学歴かはわからんけどあんたの両親よりは高学歴かな。」
と、最低な回答をしています。
最近、3日に1回不眠な日があるので娘(暴れん坊将軍)が寝静まっているうちに過去の自分を振り返ってみようと思う。
中学の時から英語が好きだったので大学は英語系に行こうと決めていた。
私の通った大学は、特に名門校というわけではなかったけど、あるプログラムに参加できるとのことで入学した。
ジョージタウン大学インテンシブコース
ワシントンD.C.にある名門校、ジョージタウン大学
が提携校となり、その大学から講師が派遣され2年間の英語特進コースに入れるチャンスがあるらしい。
大学に受かった私は、「選考料も無料だし受けてみっか!」と軽い気持ちで受けてみた。
合格し、喜びを噛み締めたのもつかの間、厳しい現実が突きつけられる。
「ここに入学するのは、留学と同じ扱い。
日本語禁止、1回使ったらイエローカード、2回使ったらレッドカードで即退場。
毎日3時間分の宿題が出るのでバイトできるなんて甘い考えは捨てなさい。
2年で英語をマスターする気持ちで取り組んで。
もちろん、遅刻・欠席は厳禁!」
ひいいいいいいいいい
今考えたら、至極当たり前のことを言ってるし、全大学生そうあるべきだと思うけど、思った以上に過酷だった。
当時、父親を亡くしたばかりの私は、とにかくお金で母に迷惑をかけたくなかった。
でも、自分と約束していた。
家庭環境のせいで夢を諦めるのは、最終的に一番の親不孝。
だから、どんな手を使っても諦めない!
青春ですね〜(ほっこり)
当時の目標は、
・ダンス留学
・中高英語教員免許取得
・自分の金は自分で稼ぐ
学習時間は比較的、高校みたいなスケジュールなのでこなせると思っていた。
イメージはこう
自宅から大学までは1時間半。4回乗り継いでやっとこさたどり着く。
スケジュール:
6:30起床
7:30出発
9:30登校(毎日30分前に行って予習)
10:00始業
15:00終了
16:10教員免許授業
18:00下校
19:30居酒屋でアルバイト
23:30終了
24:00宿題/ダンス練習
3:00就寝
毎日こんな感じ。32歳の私からしたら当時の自分って頭おかしかったんやろうなとしか思えない。
それゆえ、実際はこう。
えらい違いですね。
当時の自分はバカだったのでこんな計算をしていた。
当時18歳、だいたい平均寿命で84歳まで生きるとして残された時間は66年。
1日8時間睡眠をとって残り66年を過ごすと、
8時間×365日×66年=192720時間
人生に残された時間は
24時間×365日×66年=578160時間
ざっと1/3、つまり起きて世界に触れている時間は22年しか残されていない!よし、遊ぼう学ぼうヒャッホイ!
という構図が出来上がり、当時の自分が出来上がった。
「大学生は遊んでバイトばっか」みたいな世間の目もあったことも払拭したかったので私はがむしゃらに勉強バイトダンスを楽しみ、無遅刻無欠席、成績は常に上位をキープするように心がけていた。
クラスは、たった14人クラスだったので仲良くなるには十分だったし、結束力も1年上の先輩ともよく交流できた。
授業は本当に面白くて、特にディベート、英語記事の要約、プレゼンが得意になったのは今でも宝物だ。
卒業した後に知ったけど、ジョージタウン大学は数々の大統領や国王、ノーベル賞受賞者を多く輩出しているらしく、ジョージワシントン、ビルクリントンも卒業生らしい。
もう、こうなったら
「私、ジョージワシントンの後輩でんねん。」
って言っていいよね?
胡散臭さ100。
大学時代にありったけの努力をした甲斐あって、不可能と思ってることも本気出したらできるようになった。
どんな外国人に会っても、
「今まで出会った日本人で一番パワフル」と言ってもらえるけどそれが褒め言葉かマウンテンゴリラなのかは闇の中。
昨夜は、現在オーストラリア在住の高校の同級生がわざわざ私たち家族に会うために大阪のフライトを羽田経由にして会いに来てくれた。
外国にいるのに英語が伸びない自分にもどかしさを感じていると話してくれた。
私も、大学時代に使ったガッツにあぐらをかいて最近はトンと伸び率が低いことになやんでいた。
新年ということもあり、目標を定め実行するのには最高のチャンス!
お互い意識を高めあい、遠隔的ではあるけど全力でやりたいことを叶える年にしようと誓って別れた。
もうすぐ日の出の時間だ。
今日は図書館に行って、楽しく勉強しよう。