「断捨離をしよう。」
そう思い立ったのが、今回の事件の発端だった。
前回のブログで書いた通り、断捨離に目覚めた私。
(「人生を変えるため断捨離ンガンをぶっぱなしてきました」
http://smallworldprj.com/?p=701 )
ずいぶん長い事放置していた実家のクローゼットの片付けに出かけた。
本やCD、服にポスター、そして「いつか使うかも」と置いていたガラクタの数々。
4時間ほどで計6袋、4束の本を断捨離。
あ〜スッキリ!と一息つき、
その日の夕方開催されるチャリティーイベントの準備をしていた。
「ねぇねぇ、断捨離したあと待ってたかのように捨てたものが必要になることってない?」
そう切り出したのは母だった。
私「いや、あるけど、それがなくても生きていけてるってことはやっぱ必要じゃなかったってことじゃない?」
そう答えた。
母「そういえば、あなたテニスラケット、忘れていかなかった?」
あ!
1ヶ月ほど前から、ホアキン(旦那)にテニスをしたいから実家に忘れていったラケットを持って帰ってきてくれって言われてたんだった。
「そうそう!どこにある?あれ、ホアキンのやねん。」
私が答えると、
母の顔はみるみる青白くなっていった。
私「もしかして、捨てちゃった?
それとも、壊した?」
・・・・・・
母「事態はもっと、深刻なの。」
え!!!!!!
とりあえず、マイ(ドジな姉)に連絡するとのこと。
「・・・うん、正直に話した方がいいと思う・・・」
なんだかモゾモゾ話している。
そして、ドジな姉に真相をうかがった。
ドジ姉
「ごめん。。。。
実は、ホアキンのって知らなくて、
旦那がヤフオクに出品しちゃってん。
(!!!!!!!)
それで、稼いだお金で明日、、、
くら寿司でお腹いっぱい食べようと思ってて・・・。
ほんまにごめん!!!!!!!」
ゲスの極み義兄\(^0^)/
とりあえずめっちゃ面白くて爆笑してしまった。
なんぼで売れたん?
って聞いたら、
6600円。
結構な高値やないか!
「とりあえず、この事実はホアキンに伝えるけど、
これが原因で離婚になったら、慰謝料ちょうだいな。
あと、れん(姪)はもらうから、養育費も毎月振り込んでな。」
と、ギャグみたいにひどい条件をつきつけて電話を切った。
ホアキンは、物に執着するタイプではないので怒らないことはわかっていた。
案の定、ゲスの家族の失態を告げると大爆笑していた。
「ドジな姉が、そのお金返すって言ってる」
って言ったら、
「僕、マイからは何もいらない。
僕がずっと実家に置いてたのが悪いし。
たかがラケットでそんなに落ち込まないでください⭐︎」
神様みたいな答えが返ってきた。
もし私が大切なダンスシューズを勝手に売り飛ばされ、
そのお金で姉家族がくら寿司で満腹になる計画をしていたら許せるだろうか。
あかん、でもやっぱりおもしろい。
そんな彼女、よっぽど旦那の不祥事を恥じたのか昨日車を走らせ謝罪にきた。
家族総出で。
当事者の義兄は仕事でいなかったものの、
高価な干物と、ふざけたお土産を持ってきた。
ほんまに反省してんのか!
そして、ヤフオクで不当に稼いだ金を返しにきた。
どこがhappyやねん!!!!
そんな一連をみた母は一言。
「私、断捨離なんて絶対やらない!」
「ねぇねぇ、断捨離したあと待ってたかのように捨てたものが必要になることってない?」
2日前に発した母の言葉が脳裏でこだました。
結局、6600円は置いていってくれた。
ホアキンは、
「僕は家族からお金なんていらない。
このお金で、家族にこんどご馳走しましょう^^」
とまっすぐな目で私に言った。
姉は、
「これ以上、良い人はやめて!!!私の旦那のゲスが際立つから!」
私の最高の旦那と、
ドジな姉の最低の旦那。
これからもよろしくね⭐︎(握りこぶし)