【この2年間で最も多かった質問の回答ををこの際記録に残しておこう】



スペイン人と結婚したければ、

ナース服を着ればいい。

ーYui Sasaki Diaz

この2年弱で、

「絶対に結婚しなさそうランキング第2位」を死守していた私は、

2013年11月、世間が「紅葉、いこうよう!」なんて陳腐な駄洒落をかわし合っている目下で

私はそそくさと結婚してやったのだ!WAHAHAHAHA

 

ちなみに、「第2位」なのは、

「第一位というより、第二位の方がよりリアル。」というどうでもいい理由からだ。

この手法は、小学校のときに見ていたクッキングパパでみつぐ君が発していた言葉から学んだ。

 

自分が平成生まれだからって、ちょっと何言ってるか分からないあなた、

ぐぐれ!ようつべ!

 

そんなわけで、

そらもう数多な人から「まさかあんたが結婚するとは。」

とそれはもう見下された。

 

それで、「どうゆうことで結婚することになったか。」について、

もう通算1兆回くらい話したので、ここに記しておこうと思う。

 

これで同じ質問がきても、

「続きはwebで」って言える。

※絶対に言いませんし、真心込めて話しますのであしからず。

 

出会いは、そもそも私が日本語教師を目指し始めたことから始まる。

 

大学卒業後、美容関係の仕事をして3年、

転職を考えていたときに即座に頭に浮かんだのは「日本語教師」という5文字。

 

天王寺にある日本語教師養成講座に見学しにいき、

受講を即決。

3年間、やりたくてもやれなかった世界にダイブ。

 

そこで、エンジェルに出会った。

私の中では彼女はいつまでもエンジェル。

彼女の名前はゆちゃりん。

 

ものすご〜〜〜〜〜〜く嫌なことがあった日に、

初赴任で現れた彼女はぶっとんだ現役日本語教師だった。

 

悔し泣きするほど嫌だった日を最高の1日に塗り替えてくれたのは彼女だった。

 

Jazz好きで、自身もサックスを奏でる多彩な女性。

 

そんな先生から、

「今度、うちのバンド、ライブするからきて〜」と誘われ光の速さでOKした。

私のクラスメイトもぶっ飛んでて、

なぜかJazz liveというシックな集まりやのにコスプレしていくことになった。

 

「唯ちゃん、血まみれのナース服あるけど貸そか?」

 

そう言ってきたのは気違い女の【りえ丸】だった。

 

このセリフだけでも充分血生臭い。

 

彼女は、血まみれのメイド服があるらしく、一緒に血まみれることにした。

今考えても、恩師の晴れ舞台に血まみれた不謹慎さは理解できない。

 

ライブハウスに行くまでの道のりに大丸があり、そこの便所を拝借することに。

血まみれで出てくる私たちを見つめる案内所のお姉さんのそれはもう視線が鋭利だったこと!

 

正装(血まみれ)で向かった私たちの晴れ姿はこちら。

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うん、最悪だね。

テロナースとテロメイド。

 

もちろん、観客押しのけて最前列キープ。

「あんたら、どかないと血まみれにすっぞ!」

・・・なんて言えるはずもなく、

 

ほんまは腰めっちゃ低く「必殺ジャパニーズすいませ〜ん」の術!

 

最前列とってしまえばこっちのもん!もう、踊る踊る。

 

恩師は血まみれできた私たちに大爆笑し、

大喜びしてくれた。

 

 

ここまで書いてだいたい分かったと思うが、

日本語教師って他の教師にくらべて若干ネジが外れている人が多い。

 

最悪、血まみれナース服は私物ではなかったので

まだ私は「あっち側」ではないことを自負している。(顕著な差別)

 

そのライブには、ゆちゃりんの教え子達(留学生)も

大勢詰めかけていて、

せっかくだから一緒にみんなでBarで一杯やることにした。

 

smallworldprj

 

そこで、

 

彼に出会った。

 

 

そう、もじゃもじゃ頭のラテン人である。

 

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 ※仮面は私の私物。

彼は、ゆちゃりんの担当するクラスのスペイン人留学生。

 

正直、何を話したかあまり覚えていない。

 

カナダに留学し、タクシードライバーをした経験がある。。。と言ったところまでは覚えている。

 

しかしながら!

 

私はその日、調子に乗って「マンゴティーニ」とかいう摩訶不思議に旨い酒を3杯も飲み完全に精神が崩壊してしまった。

 

酒に弱い私には充分な量のドーピングだった。

 

誰の目にも明らかに酔っぱらった私に、

彼は、

「ほんとうにしんどかったら、僕のシェアハウスに泊まってもいいよ?」

と言ってくれた。

 

ゆきずりの外国人の家に会ったその日に行くなんて!!!

破廉恥きわまりない!

 

 

お・こ・と・わ・り!

 

お断り!

 

 

完全に彼をプレイボーイと決めつけ、

友人達に多大なる迷惑をかけて帰路についた。

 

 

しかし、1つ不可思議なことが起こったのを思い出した。(今の今まで忘れてたけど)

 

 

序盤で、彼に名前を聞いた。

私「名前なんていうの?」

 

 

彼「なんでもいいですよ。

 

僕は、なんて呼ばれても振り向きます。」

 

 

 

!!!!!!!

 

 

まさかの回答を叩き付けられたので、

 

 

「じゃぁ、あなたジェイソンっぽいから、

 

ジェイクンね。」

 

 

すると、

 

 

「あ〜、当たり!」

 

 

??

 

「僕の名前はジェイクです。」

 

 

そう、彼の名前はJoaquin(ホアキン)だけど、

発音しにくいので

カナダに留学中や外国人の前では

 

「ジェイク」と名乗っていたらしい。

 

 

なんか、このへんから何かあったんやろうな。

(完全に忘れてたくせに)

 

そして、酔いつぶれて帰った次の日から私の毎日はヨーロピアンまみれになった。

そこで仲良くなったイタリア人の子や留学生達とよくつるむようになった。

 

彼は、自分の稼ぎで学費やら家賃やらを払っていたので、

毎日アルバイトをしていた。

 

けど、時間があくと

「お姉さん、ビールのみにいきましょう。」

 

とメッセージを送ってきた。

 

 

チャラい!!!!

 

 

お酒が弱い私を直面したくせにビールに誘ってくるなんて!

 

 

お・こ・と・わ・り!

 

お断り!(ヘビロテ)

 

 

しかし、2週間ほどたってグループで遊ぼうということになり、

彼の働くスペイン料理屋へ行ってからみんなで彼のシェアハウスで飲み直すことになった。

 

そこで、はじめて少人数で遊ぶのに、すごく居心地がよかった。

 

気が利くし、男女関係なく優しく接してて、

人間の良さが溢れ出てることに気がついた。

 

「僕のシェアハウスはいつもオープンだから、

自分の家だと思っていつでも帰ってきてね!」

 

その言葉からは、いやらしさのカケラも感じられなかった。

 

それから、本当に私は彼のシェアハウスによく足を運ぶようになった。

必ずそこにはフランス人のルームメイト、イタリア人のクラスメイトがいてみんなでたあいのない話をして笑い合った。なんだか、ヨーロッパに留学してる気分。

 

一週間たたないうちに、

私が行かない日には、

シェアハウスの住人から「なんで今日、帰ってこないの?」とメールがくるほどになった。

 

彼らの家に泊まるのも日課になっていった。

 

男の家に泊まるなんていやらしい!

と思うかもしれないが、世の中そんな破廉恥なことばかりではない。

 

ルームメイト達と川の字で寝る事もあれば、

リビングでごろつくこともある。

 

そんな家族みたいな過ごし方が心地よかった。

 

でも、少しして、

 

なんかもうホアキンのことがどうしようもなく好きになってしまった。

 

毎日、私を家族のように大切にしてくれて、

私が家に居るときは最高の笑顔を向けてくれる。

 

私が仕事で毎朝6時半には起床するも、

「あなたに美味しいコーヒーを飲んでほしいから」と私より早く起きてコーヒーを用意してくれる。

 

毎日駅まで私が見えなくなるまで手を振って見送ってくれる。

 

私のダンスの舞台のときは、仕事を抜け出してサプライズで見に来てくれる。

 

自転車に二人乗りするときは私専用の座布団(小学生の男子用←?!)を用意して

荷台に設置してくれる。

 

毎回駅まで自転車で迎えにきて、

水筒に入れた温かいお茶と、

 

ポケットから苺大福を取り出して、

 

「お仕事、おつかれさま。」と癒してくれる。

 

 

そら好きになるわな!

 

 

彼は、決して裕福な家庭に生まれて悠々と留学してきたわけではない。

 

でも、絶対に時間やお金にケチったりすることがなく、

 

そのへんの金持ちとは比べ物に成らないくらい「豊かな人」。

 

 

1ヶ月前まではチャラいスペイン人だと思ってたけど、

 

翌月からは気づいたら一緒に住み始め、

 

付き合って2ヶ月目には「この人と結婚するんだ」と確信していた。

 

 

そして、付き合って半年、

 

彼を和歌山の無人島の崖っぷちに呼び出し、

 

「じゃ、結婚すっか!」と、脅迫し、

(参照ブログ:http://ameblo.jp/yuimocca/entry-11551395235.html )

 

出会って1年後に結婚を果たした。

国際結婚

 

 

長くはなったが、

 

 

結婚する人って、どんなに長い年月を過ごしたかどうかとかじゃなくて、

どれだけ居心地よくいられるか。

 

 

出会った当初のことを聞くと、

留学してから女っ気が皆無だった彼。

 

「もしかしたら自分はゲイなんじゃないか」

と本気で疑っていたらしい。

 

そこで、恩師のライブでまさかの血まみれのナース服姿の鬼畜日本語教師が現れ、

 

 

「あ、僕、ゲイじゃない!」

 

と確信したらしい。

 

あの時、ほんまに血まみれナース服で参戦してよかった。

 

special thanks to Yucharin & Riemaru。

 

 

陽気なヨーロピアンとのおつきあいをもくろんでいる人、

 

まずは、ナース服を血まみれにするところから始めてみてはいかがだろうか。

 

ちなみに、このブログは、

google 翻訳機能を使ってスペインとアルゼンチンにいる全ての家族が閲覧している事は

その後の調べで明らかになっている。

 

大丈夫かな。。。

 

 

ま、いっか!(半目)

 

 

今日はここまで〜 

 

 

プテラノ丼〜!


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