「のこされじまにいこう」
そう切り出したのは【のじまさとこ】だった。
一瞬、自己紹介されたのかな、という錯覚に陥ったがそうではないようだ。
「のこされ島」は、通天閣の麓にある異国情緒漂う最高におちつく
BARである。
ごはんもたべれるし、
ジュゴンの大切さもわかるし、
釣り堀ではザリガニつりもできるし、
もう、何でもありなのになぜかおちつく空間なのである。
なんやかんやでみんなの予定が
「鍋パ」をすることでしか折り合いがつかず、
(私の家に無農薬の野菜が届くから家におりたいと駄々をこねたためであることは秘密。)
急遽我が家で鍋を囲むことに。
総勢、8人。
いや、ど平日(火曜日)に集まりすぎやろ。
ほとんどの人が初めてくるのに、
みんな駅から結構な距離がある我が家に
いとも簡単にたどり着いた。
【つりともこ】はまったく土地勘もないはずなのにいとも簡単にたどり着いた。
みんな各自すごい動ける人で、
一家の主人である私は、ハロウィンの風船を膨らませることぐらいしか
雑務を与えられない。
【こまえ】は、
よっぽどやることがなかったのか、
「僕、お風呂磨いてきますね。」
そう言って立ち去り、
せっせと今後入ることもないであろう
他人ん家の風呂を磨いてくれた。
あれ?
なんかに似てる。
マレー熊や。
酷似
ほら。
そんな突如現れたマレー熊のおかげで、
風呂は笑いが出るほどピッカピカになりました。
毎日の風呂が気持ちいいことこのうえない。
その後も続々と友達が自力で我が家にたどり着いてくれるのですが、
マレー熊は、人が来るたびに、
「お風呂のシンクね、僕が磨いたんですよ。
あとで見てくださいね。」
と、耳打ちで伝えていた。
鍋パ来て風呂磨かれたん初めて。
出るとこ出たら、慰謝料もらえるかな?
鍋パは、8人という人数なので皆の肉ポテンシャルがわからず
親の仇みたいに食料を買ってしまい、
もう最後はどれだけ食べ続けられるかの耐久戦になった。
すべて残さずマレー熊に食べてもらいました。
特に【晋平】と【信吾】が動きに動いてくれて、
台所に立つ男は最高だと痛感。
【のこされじま】に行きたかった【のじまさとこ】は、
【とうもりこ】というお菓子を【つりともこ】ににていると言っていた。
北海道のお土産でもらった【つりともこ】だか【とうもりこ】だかは、
とうもろこしより格段にとうもろこしで、神棚に飾りたいぐらいおいしかった。
鍋の話に1ミクロンも触れていないが、
私、たのしかった!
(小2の感想力)
唯一覚えているのは、
男の子らでヒゲの話になった時に、
毛が大事という結論なった。
理由は、毛で大事な部分を守っているから。
【最強の男、うえまつ(ホアキンの新しい彼氏)】は、
「ってことは、ヒゲ生やしてたり、体毛濃い人は
弱点見せびらかしてるってことじゃん!あひゃひゃ」
そういうと、
ホアキンはめずらしくムッとしていて、
「そんなこと、失礼やろ。
晋平に謝れ!」
と、明らかにホアキンが一番失礼な発言をしていた。
そもそも、
嫁に「僕の新しい彼氏です。」って紹介すんなて。
ホアキンがいうとガチっぽい。
天然なんかな?
とにかく、
楽しい夜会でした。
おしまい。