【壮絶出産秘話〜おっすオラ産婦〜】


40分寝て

朝がきた。

「また、愛してる人たちが起きてくる朝が始まる。」

それが最初の感想。

2018年7月24日

0:43

新たにパリピが誕生しました。

あらためて、

オッス!オラ産婦!(満を持して!)

アドレナリンですぎて40分しか眠れてませんが気持ちは回復してきました。体は死体同然。

今回の出産も、想定外が目白押し。

「経産婦だからつるりと生まれるわよ~」

という意見を鵜呑みにしてたらとんでもないことになりましたw

これから、出産の秘話について語っていきたいと思う。

勇気のある奴はついてきな!

★7月23日14:00 

もうすでに予定日から5日超過していたため入院を決意。

2日前に夫が東京から到着。

健診をすると、子宮口(赤ちゃんの出口)がまだまだ固く2cmなので恐怖のバルーンを入れることに。

※お股から風船を入れて膨らませ、子宮口を広げる作戦

第一子の時も、入れてそのきつさは知っていた。

「しぇんしぇー、今日痛いメニューは全てキャンセルでおんしゃす!」

「今日は、サービスで1本目から強めの入れときますね!」

「居酒屋みたいに言うなて!」

その日はじめて会った産科医とカーテン越しに漫才。もはやそのカーテンは居酒屋ののれん。

助産師さんの爆笑をかっさらい、私はお股の中に赤ちゃんの頭と同じ大きさのバルーンを注入されお股はもうカーニバル。

 

でもまだ、第一子の時よりはマシに感じた。

第一子の時の壮絶ストーリーはこちら

バルーンと促進剤のおかげか、陣痛が割といい感じにきた。

しかし、

悲壮感漂いまくり。

そしてホルモンのせいか、

なんだか、急に泣けてきた。10ヶ月分の思いとか、世界中からの応援メッセージとか、色々思い返して涙止まらん。

友達も数人、早期流産を経験してることも聞いていたので、彼女たちの分も絶対元気なお子を産んでやろうと決意は固かった。

16:00

元助産師スーパーお母さん到着。

熟練の技で背中をさすってくれる。

ほんまに、実母が助産師って世界一恵まれてる妊婦。

産んだ病院も、私がちっちゃい頃からいお世話になっているし、母の職場ということもあり、

みんな「唯ちゃんがお母さんになったんやなぁー!」

「久しぶり!そんなことより、詰所にまんじゅうとか余ってない?お腹すいた」

と、ゲスの極みみたいに接しても

すごくアットホームな方々w

それでも陣痛はズンズン。

でも、経験してるから逆に耐えられる痛みやから感覚は短くとも、出産には遠そうだった。

18:00で促進剤の投与を打ち切り、バルーンのおかげで子宮口は5cmまで開いた。

19:00の健診で今日の処置は終わって明日の昼くらいのお産に向けてのんびり過ごそうとのこと。

夫は第一子のお守りもあるので帰し、

なるべく自然に任せたくて、

眠剤も痛み止めも飲まず、

22:00

そのまま母と病室のベッドでウトウトすることに。

ええ具合におしるしもきた!

母は、白いズボンをよく履いてるのですが、そのズボンを履いてる時に限ってコーヒーをこぼす。

「破水したらごめんね~うふふ」

なんてジョーダンこいてたら

なんとその5分後、

ワインのコルクを抜いた

「ポンッ」

という音がお腹から聞こえたと思った瞬間、

ドバーッととめどなく破水!

私、爆笑。

というのも、おしるしと破水は経験したことがなかったので今回ぜひしてみたかった。

母は、還暦を超えたと思えぬスピードでベッドから飛び降りたので白いズボンは汚れずw

私は、人生初の破水(合法的なおもらし)を心ゆくまでエンジョイし、爆笑。

「気持ちいい~!!」と叫んでいると、

母から「この変態!」

という罵声を浴びせられながら、

ナースコールを押してもう分娩台へ行くことに。

明日の昼の分娩の予定がずいぶん早まりそうな予感。

すごくコミカルに描いてたいますが、5分間隔で陣痛は来てたし、

子宮口は7~8cmまで開いていたので割と一刻を争う事態。

母は、「分娩台へ行くまでが大変だけどよくがんばったね!無駄なことはひとつもないのよ!」

とポジティブに私を励ましてくれます。

でも、それからが壮絶だった。

あと2cmというところで子宮口は広がらず。

赤ちゃんも上向き。

赤ちゃんが下向きになって初めて生まれる態勢が整うのに。

ちょうど、昨日は第一子を取り上げてくれた仲良しの助産師さんと主治医が夜勤!

私以外分娩もないので、時間をたっぷり使っていただいた。

赤ちゃんは、準備できないのに、

私の羊水はじゃんじゃん流れ出し、

陣痛がもうえぐい勢いで押し寄せる。

終わりが見えないのに、

心の準備もできていないのに次々と押し寄せる陣痛の波!

お腹が激痛で、

お尻にメラメラと燃えたぎった隕石が押し寄せて来てるのに

きばれないこの理不尽な時間!

そして、終わりが全く見えない。

かすかに残った理性の中で私は、

「合気道と出産は力を抜いたもの勝ち」

という天の声を聞き、

なるだけ肩の力を抜き、

赤子に酸素を送ることを優先。

※合気道に関しては1ミクロンもやったことがない。

でも、理性はぶっ飛ぶし、

赤子のポジションは定まらないし、

隕石はお尻に急転直下してくるし、

もう無理。

すると、

主治医がきて、

みんな集まってきて、

お腹がえぐられるように痛いのに

それをまたえぐるかのようにマッサージして赤子を回す作戦。

何かしらの薬が投与され、

もうわけがわからない。

すると突然、立ち会っていた母が言った。

「四つん這いになろう」

ここここここのタイミングで!?

いや、でももうヤケだなんでもいい。

私は仰向けになっていた身体をぐるりと力を振り絞り回転させ、

どこからともなく出てきた大きなクッションの上に四つん這いに。

それから何度も陣痛と闘い、

きばりを我慢し、

「娘、がんばれー!!!」

と叫び続けた。

がんばるのは、紛れもなく吾輩なのだが、お腹の中で娘も戦っているのだ。

そうこうしているうちに、

夫が到着。

私はどう猛なバッファロースタイル。

鳴き声は、

映画もののけ姫で荒れ狂ったイノシシたちに限りなく近い。

めっちゃ

めっちゃ

めぇーっちゃ

辛かった。

しばらくして、

子宮口が開き、

気張ってもいいとお達しが!!

またもや、

くるりと仰向けになり、

あとはもう10ヶ月分のうんちを出す勢いできばり倒すだけ!

いっけえええええええ

3~4度ほど陣痛の波に乗せて一気に押し出す!!

すると、

オギャー!!

私のお股から真っ赤っかの赤ちゃん登場!!

お股が焼けるように熱いぜ!!

人間って不思議。

さっきまでどう猛なバッファローやったのに、

赤ちゃんに出会えた瞬間、

「もう~!!!

何泣いてんのよ~!!

遅刻だぞ~!!

んも~!!!」

付き合いたてのバカップルの彼女(ブス)みたいな言葉が出て笑顔というかもうデレデレ。

あーんあーん!!

ずっと会いたかったよー!!!

赤ちゃんが出てしまえばもうフェスでしかない。

胎盤を抜き取られるのも気持ち良すぎるし、

悪露がじゃんじゃん出てもどーでもいい。

おまたこんにゃくの効果も手伝ってか

どこも割けたところはなく、

縫うところもなし!

やったー!!

勝ったどー!!!

出産に勝ったどー!!

陣痛の時は、生きとし生けるものを薙ぎ倒したい気持ちしかなかったけど、

今は生きとし生けるものが愛おしくて仕方ない。

夫も、

バッファローからバカップルのブスへの変貌に驚いていたかもしれないが、

「やっぱり君は、スーパー妊婦!」

とすごく喜んでくれた。

ほんとは、数日前からなんども死ぬ夢を見ていた。

どこかで私は、このお産で死ぬのかも、と人には言えない怖さを抱えてのお産だった。

もちろん、お産はいつでも命がけ。

だからこそ、妊娠がわかった時点で夫の永住権を申請しようと今年決意。

日本人妻の私が死んだら、スペイン人の夫は娘と日本に住めないかもしれない、

何が起こるかわからない。

私は、母親として常に圧倒的な準備をしておきたかった。

出産の前日、今日も悪夢を見るのかとビクビクしていたが、

夢の中には、私が目の前に立っていた。

そして、一言。

「あんたには、何かを成し遂げる覚悟が、ある。」

そう言われて目が覚めた。

なんか意味深だったなぁ。

そして、このコミカルな出産秘話。

そこには、もう一つ、深刻な事態が起きていたらしい。

母が、「四つん這いになろう」

と言いだしたとき、

実は赤ちゃんのポジション定まらず、正常なら110~160ないといけない心拍が50をきり、

かなり危険な状態だったそうだ。

赤ちゃんが危険で、私は気づかなかったが難産だったらしい。

緊急帝王切開もあり得る状況を、

先生のマッサージと、母の熟練の技の四つん這い方式が赤ちゃんと私を救ってくれたのだ。

それを聞いて、やっぱりプロはすごいと思った。

そんな雰囲気一切見せず、ずっとポジティブな言葉をかけ続けてくれていた。

「上手に呼吸できてるよ!」

「赤ちゃんの心音を聞いて!酸素を送るんだよ~!」

「痛いのは、もうすぐ会えるからだよ!」

「力の抜き方完璧!その調子だよ!」

言葉ってチカラだなぁ。

褒められて伸びるたちの私はまんまとその口車に乗り(人聞き悪い)、元気な赤子をこの世に送り出すことができた。

隣で寝ている新しい家族は、

ものすごい大冒険をしてやってきてくれた。

毎日、頻繁にインスタを更新していたためか、

世界中日本中から応援メッセージが届いた。

私は、一人じゃない。

本当に、嬉しかった。

母は、最後の最後まで付き合ってくれて、

娘の命が実は危なかったことを話してくれた。

あの四つん這いがなかったら、どうなっていただろう。考えただけでも恐ろしい。

お母さん、私たちを守ってくれて本当にありがとう。

帰り際に、

母が

「私、いいお母さんだった?」

そう不安げに聞いてきたので、

「世界一だよ」

そう手をぎゅっと握ってバイバイした。

アドレナリンが出すぎて、もはや40分くらいしか眠れなかったけど、

今日からはおっぱいパレードが始まる。

母親に休みはないけど、大きな覚悟で、家族みんなで守りきった命。

全力で守るぜ!

みんな、オラ達を応援してくれよな!


【壮絶出産秘話〜おっすオラ産婦〜】」への2件のフィードバック

  1. 松井 正美 says:

    赤ちゃん誕生、おめでとうございます㊗️
    壮大スペクタクルな出産乗り越えた貴女へ、
    すっごいよう頑張りました❗️
    ギュウッ💕←労いのハグのつもり
    長女バルーン🎈だった私には、臨場感あり過ぎ(笑)
    尻に隕石て…
    読みながら思わず、だぁぁぁってお股とお尻抑えてもうたわっ
    お股こんにゃく知ってたらなぁ
    まっちゃんペンギンはあの産院をペタペタ歩くことはなかったやろう。
    切って、縫うて、引っ張られてる❗️引っ張られてる❗️だぁ〜(泣)ペンギンスタイルでしか歩けなかった(笑)
    次女の時は確実に隕石落ちて痔でお尻の穴包囲されたなぁ
    3人目は出血が多くて凄い眠気の中、寝たらあかんよ❗️今は寝たらあかんよ〜って、雪山で遭難したように起こしてもらい続けたなぁ
    あの感動を思い出しながら思う事ひとつ、
    いつかまっちゃんのバルーン姫隕石姫、雪山王子の嫁が出産の時にさり気なく面白く
    出産アドバイス&ヘルプ出来る親になりたいっ
    かっこええお母さん羨まし過ぎやもん😊
    憧れるぜっ✨
    もうすでに始まっている新しい家族の物語読むの楽しみにしてるよんっ🤩

    1. Musasabi says:

      ありがとうまっちゃん!!全ての母親リスペクト!!!
      そうそう!
      ほんまに、「雪山で遭難」感すごいわかる!めっちゃ眠いし腹減ってるしで、なんでお産って夜に多いの?って感じww
      私は今絶賛おっぱいパレードで、
      食べても食べても太らないことだけが心の支え(めっちゃ周りに支えてもらってしかないけどw)
      今も、なかなか寝ないお子をようやく寝かしつけたとこ。
      今は、実家にいるから安心やけど、東京に帰ってからが本当の勝負って感じw
      もはや笑って乗り越えていく!どうしても無理な時は、ブログに思いの丈をぶつけて笑いに変える!ww

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