アネの素顔解禁。


QuipToneBeatz

姉は自らを「弊社」と呼ぶ。

 

私には8つ離れた姉がいる。

 

いつからだろうか、

 

彼女は自らを「弊社」と呼ぶようになったのは。

 

だからこの日記でも親しみを込めて彼女のことを【弊社】と呼ぶことにしよう。

 

 

【弊社】は、昔から奇行屋さんで

 

高校生の頃、

 

急に

 

「北海道行ってくる。」

 

と齢9歳だった私だけに言い残し、

 

ド平日に突如北海道へ行って牛の世話をしに行ったり、

 

 

「寒いの嫌やからインド行ってくる。」

 

とだけ残し、寒くなったら急にインドへ出かけたりする。

 

 

絵描きでもあり、DJでもあり、ヒッピーな【弊社】。

 

 

 

小学校高学年の授業参観で

「将来の夢」というテーマで作文を読んだ際、

 

周りは看護師やスポーツ選手になりたいと発表する中、

 

 

 

【弊社】は、

 

 

 

「きつねになりたい。」

 

 

 

と発表したらしい。

 

 

 

その時の母はおそらく、貝になりたかっただろう。

 

 

そんな【弊社】、最近になってアパートを借りた。

 

海の見える静かな場所。

 

招待され、すごく素敵な部屋に通された。

 

 

押入れはぶち抜かれ、

「こちらが、弊社の図書館です。」

と見せられた場所には、

鳥山明の画集と、私から盗んだ本がずらりと並んでいた。

 

 

ようそんなドヤ顔で招待できたな。

現行犯やで。

 

 

【弊社】の部屋をぐるりと眺めると、

風呂にはなぜか、桶に不可思議な板がブッ刺さってた。

 

 

「なぁ、弊社。これ何?」

 

 

と聞くと、

 

 

「こちらは弊社オリジナル最新型全手動洗濯機です。」

 

!!!!!!!

 

そういえば、この家に決定的に欠けているもの。

 

洗濯機!

 

【弊社】いわく、

「一人暮らししてわかったことがある。

 

それは、

 

洗濯機と電子レンジは不必要。」

 

 

!!!!!!!!!!

 

 

キングオブ必需品!!!!!

 

 

弊社は、アーティストやから他の人よりも働く時間を短縮して作品を仕上げていくことが不可欠。

 

なのに、普通ならボタン1つで終わらせれるものを

まさかの全手動。

 

波打った洗濯板がまぶしいこと。

 

 

「弊社さぁ、時間はお金で買えるよ?」

 

とアドバイスするも、

なぜかすごく遠い目をしていた。

 

 

彼女と話しているとだんだん私の方がまちがっているかのような感覚に陥る。

 

いや、むしろ彼女は正しいかもしれない。

 

電子レンジってものすごく体に悪くて、

野菜などを温めたりすることでほ90%の栄養分が失われるって聞くし、

 

冷凍食品のほとんどが化学薬品入りまくりで便利やけど体にすごく悪い。

 

その「短縮」をお金で買える分、私たちはなにか本当に大切なものを失っているのではないか!

 

 

昔、そういえばこんなことも言ってたな。

 

「これからベジタリアンになるわ。

だって、肉食べてたら、

性格悪くなる。

それに、どんどん目が三角になっていくもん。」

 

 

という話を、

肉を思いっきり食べながら話していた。

 

もう、目が三角になるくだりは宇宙すぎて触れたくない。

 

 

 

だいぶキョーレツなキャラですが、

私の友人には弊社のファンがすごく多い。

みんな弊社が大好き。

 

 

一緒に住んでる頃は、弊社の親の仇みたいな食欲に呆れてたけど、

今こうやって姉妹それぞれ離れて暮らしてみると

 

うちの一家って結構ラブリーやったことに気づく。

 

 

そんな【弊社】は、

ガラケーゴリ推し。

 

LINEもやらない。

 

連絡はできるだけ困難にしておきたい。らしい。

 

「その心は?」

 

と聞くと、

 

 

「え、ほっといてほしい。」

 

 

あぁ、シンプル。

 

 

そんな弊社、my spaceというサイトに自分の音楽載せてたらドイツかどっかの有名なDJの目にとまって一時期ヨーロッパにDJしにいってた。

 

なんやねん。

自由か。

 

 

ほっといてほしいのかなんなのかもうつかみどころにない弊社。

Hju: Of Tju:n

http://hueoftune.blogspot.jp

 

というもう、どう読んだらいいかわからないブランド立ち上げています。

カラフルでかっこいい絵を描くので気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

 

堺周辺でインド顔の女性をみかけたら、

それはおそらく彼女なので

勇気を出して

 

「弊社!」とよんであげてください。

 

 

おそらく、

 

「ほっといてほしい。」

 

 

と返されるでしょう⭐︎

 

 

ずっきーに!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です