【本当のコミュニケーション】


Japanese garden

義母はなかなかのサムライである。

 

今日の朝、義母と姪ランと恒例の散歩をしに行った。

 

 

地元の公園はとても美しく、緑に囲まれた環境である。

 

 

しかし、

 

おびただしい数の人々がスマホ片手にポケモンGO。

 

 

全然いいんやけどね。

 

 

でも、見た目、

 

 

 

ウォーキングデッドみたい。

 

 

義母は、

 

「公園は美しいのに、バカばっかりね。ウーララ〜」

 

 

と一蹴。

 

 

さすがのゲーマー姪ランも、

 

「ランもそう思う〜」

と同意。

 

 

そこで、義母とスマホとのあり方についてスペイン語と英語を交えて話した。

 

 

以前、バスに乗った時、隣に座った若者が永遠にスマホをいじくり倒していたらしい。

 

 

彼女とは、同じ停留所で降りるはずが、

義母は間違えて別の停留所で降りてしまったらしい。

 

 

のちに、

 

「なんで間違ってるって教えてくれなかったの?」

 

と聞くも、

彼女はずっとスマホをいじくっていたので、義母が降りたことさえ気づかなかったらしい。

 

 

もう65歳の義母は、少し抜けたところがあるのでこんな間違えをするのである。

 

 

 

二度と同じ失敗をしないように、彼女はある秘策を決行した。

 

 

 

グラナダからマドリードまでのバスは5時間ほどかかる。

 

 

むろん、隣には全然知らない若い男性が座っていたらしい。

 

 

 

そして彼女は、

 

 

「やあ、初めまして!こんにちは!

 私は、アスム・ディアスっていうの。よろしくね!

 ところで、私はマドリード駅で降りるから、

 着いたら教えてね!」

 

と、のっけからまさかの自己紹介をしたらしい。

 

 

 

そのあと、青年は

「あなた面白いね!!」

 

と、その道中5時間ずっと話し続けたらしい。

 

 

 

義母「私、これが本当のコミュニケーションだと思うのよね〜」

 

 

なんて話してた。

 

 

それを話している途中で、

 

 

 

「エスパニューラ?(スペイン人ですか。)」

 

 

と聞いてきたおじさんがいた。

 

 

 

こんなど田舎でまさかのスペイン語ペラペラの日本人が声をかけてきてすぐ友達になっていた。

 

 

 

スペイン人の底はかとない明るさとフレンドリーさに、

なぜかサムライ魂を感じてしまった昼下がりであった。

 


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