<2013.6.13ブログ再投稿>
そんなわけで、
YES!婚約しました!
相手は、スペインからきた陽気なラテン人です。
そんなスペイ人との婚約なれソーメンを話すことにしよう。
2013年5月5日。
私達は、ある無人島に降り立った。
連休の予定を考えていた私達。
「ゴールデンウィークやし、無人島で野宿でしょ!」
と、
「しめじの天ぷらには岩塩でしょ!」みたいなノリで決定。
こんな彼女によくついてきてくれたわ。
当時、留学生真っ最中の彼。
自分で学費・生活費をすべて工面しているのでいかんせんお金がない。
無人島に決めた理由は、リーズナブルで非日常を体験できるから。
<行き先>
・ラピュタ島こと友ヶ島
<予算:1人5000円>
・電車賃:往復1920円(なんば〜加太港)
・フェリー代:往復2000円(加太港〜友ヶ島)
・宿:無料(テント持参)
・食料:持参
友ヶ島は、旧日本軍の基地が残っているため、
雰囲気がラピュタの舞台のようなことから通称ラピュタ島と呼ばれています。
しかし、
テントがない。
そして、姉に「日よけ小テント」みたいなものを借りて一件落着。
ものっすごいコンパクトで、カバーから出して宙に投げるとパパパパパン!とテントにはや変わりするやつ。
そんなホイポイカプセれるテント。
ただ、難点がありました。
・ドアがない。
・吹きっさらし。
・成人の男女が寝ころべばゆうに身体の4割が外界へ放り出される。
・しかも、親切なことに風通しを良くするためか、メッシュ素材の子窓は完備。極寒。
これを宿泊テントとして使ったらもう欠陥住宅以外のなにものでもない。
でも、心優しい姉が貸してくれた。
彼女がいなかったら、ガチの寝袋野宿になっていた。
温かさでいうと、私達には寝袋しか頼れるものがなかった。
適当にホイポイっと寝床をセッティングして、海水浴へいくことに。
もちろん、その吹きっさらしのテントで着替えを済まし、ビーチへ。
痴女。
うん、ナメてた。
無人島の5月ナメてた。
極寒♪
頭の悪い花柄のビキニ、デカデカとしたハイビスカスの海パンを身にまとった、見た目不法滞在な二人でぶるっぶる震えてた。
打ち寄せる波、鋭利に刺さる岩々、照りつける太陽、襲い狂う空腹!
あ、無人島やのにジャムパン2個とかっぱえびせんしか持ってきてない。
早々に海水浴を切り上げ、ハイキングへ。
うん、やっぱナメてた。
無人島の5月ナメてた。
森に入ると、おびただしい数の芋虫が道にそって宙づり。
「わぁ~芋虫のアーチだ~」つって。
そんなわけない。生きとし生けるものみんな対等にいきたいけど、ごめん、無理。
陽気なスペイン人を盾に、森をぐんぐん進む。
正直、全然景色入ってこない。
X線を抜けるかのようにミッションインポッシブるのに必死。
なんでみんなそんな心から宙づりなん?
しかし、苔好きの私は、苔が生えていることを確認したら一目散。
苔を前に私はまぐろ。
まぁ、そんなこんなでハイキングがもはや何キングなのか分からないくらいで、
家(吹きっさらしテント)へ帰宅。
ジャムパンを2分でたいらげて夕食終了。
ひもじい。
PM6:30。
漆黒。
街灯がかすかに1つ光を帯びている。
PM7:00。
前述の通り、成人男女の4割をおんもに放り出すテントから、
「足出す VS 顔出す」かを論議し、
天体観測しながら寝れるように顔を出すことに。
星はほんまにキレイ。
やっぱ島に来てよかった。
漆黒シッコク!
でも、ものの10分で寒さに耐えきれず、「足出す派」へ寝返った。
PM7:15
就寝。
うちの1歳2カ月の姪でももうちょい起きてるやろな。
寝心地の悪さと寒さも手伝って何度か起きたけど
意外に目を覚ませばAM8:00
この環境で13時間も眠れたなんて結構どこでも生きていけると確信。
ラテン人、もうマイペースすぎてこの絶景でナルト読んでるし。
朝ご飯は海の幸(かっぱえびせん)をたいらげ、
今日は海岸へ海キング!
えせロッククライミングりながらも誰もいない丘の上(崖っぷち)へ到着。
綺麗な海を一望できてほんまに静かで心ディープウォッシュ。
そして普段おふざけ系の彼が切りだした。
「僕は、ムササビといて本当に世界一幸せです。」
※あ、ここで急に出てきた「ムササビ」とは私のことです。
彼はなぜか私をそう呼んでいます。
「僕は、ムササビとずっとずっと一緒にいたい。」
そして、私。
「あ、ほな、結婚する?」
ラテン人「はい!!!!!」
てな具合で丘の上(崖っぷち)でまさかの私からのプロポーズで婚約成立。
指輪なんざ持ち合わせていないので、
姪っ子からせしめたヘアゴムを無理やり結んだ(うっ血)。
半年以上一緒に暮らしてて喧嘩も特にないし、
お互いめっちゃ尊重し合えるし問題が起ったらとことんまで話し合い、乗り越えてきた。
うん、この人と一緒におりたい、だから結婚するぜ☆
今は、国際結婚てことで色々ややこしい書類を集めることから始めています。
「結婚式いつ?」と聞かれますが、特にする予定もありません♪
誰か飲み会開いて♪
そんなこんなで、無人島で野宿してからの崖の上で婚約しました。
これからが大変やけど、まぁ生きてたらなんとかなるでしょ☆
そして、私の婚約を少しずつ報告してるのですが、一番多い意見が、
「え、唯ちゃんって”結婚”とかに属する人やったんや!!!(驚愕)」
どうも、私は「絶対に結婚しない人」だと思われてたみたいですね。
ざまぁみろ!!!!!!何が。
教訓としては、
プロポーズはただただ待っているだけでなく、
相手を空腹に追い込み、
崖っぷちに連れ込んで、
「脅す」
くらいのガッツがないとできないと確認。
みんな、試してみてね⭐︎
てなわけで無人島サバイバルfeat婚約発表でした~~~
さばいぼ~!