【情けは人のためならず】


 

「情けは人の為ならず」ということわざは、

 

誤解されがちである。

 

本来の意味は

「情けは他人の為ではなく、巡り巡って自分のところに返ってくる(だから親切にした方がいい)」

 

「情けをかけることは、その人の為にはならない(だから優しくすべきでない、厳しくすべき)」と解釈している人が多い。

 

私は、長いのでこれを「カルマ」と呼ぶ。

 

善い行いには善い結果が、悪い行いには悪い結果が起こるという意味。

 

 

昨日、カルマを感じた。

 

所用で電車に乗っていたところ、娘は耳をすませばのムーンのように堂々と電車に乗っていた。

 

「おーい猫くん、どこへ行く気?」

 

と思わず聞いてしまったのはいうまでもありません。

 

 

するとその隣に女性が乗車してきました。

 

体は大きく、プロレスラーな風貌。←コラ

 

彼女は、大きなマスクで口を覆っていて、

 

ボエッボエ!!

 

 

と、なかなか深刻な咳をしていた。

 

 

娘はすでに端に寄せて乗っていたし、彼女も気を使って娘と反対方向に咳をしてくれていた。

 

 

しかし、気管支炎を患っている私はわかるが風邪というより気管支系の席のようだった。

 

 

車内にはサラリーマン風の人たちが多く、ほんのすこし迷惑そうに彼女を見ていた。

 

 

彼女も、かたみ狭そうにでも大きな咳が出るのでどうしようもない。

 

私は、大阪のおばちゃんなので飴ちゃんは常備している。

 

「これ、どうぞ。」

 

 

と、1本まるまる彼女に差し上げました。

 

 

 

彼女は、

 

「ありがとうございます!1個で大丈夫です!助かりました!」

 

 

そう言って一粒とり、しばらくして電車を降りた。

 

私は所用を済ませ、駅に戻ってエレベーターに乗った。

 

 

すると、一緒に乗り合わせたマダム風の方が私を見るなりカバンをガサゴソっと漁った。

 

 

「これ、よかったら…」

 

餅もろた。

 

 

なんでも、その駅で食博が開催されいたらしく、彼女は東京出身でまだ大阪に滞在するためもちの行き場に困っていたらしい。

 

 

「ありがとうございます!!」

 

もちろんもろた。

 

 

そして、その帰り、

 

50円拾った。

 

 

今日は、その餅を使って

 

お雑煮作った。

 

 

いきなり遅めの正月到来。

 

 

実は6個入りだったが2個お雑煮にドボン。

 

 

 

このカルマを要約すると、

 

 

龍角散あげたらすこしリッチになって私に遅めの正月が到来した。

 

 

 

という話でした。

 

 

情けは人のためならず

 

 

 

あなたにもちょっと遅めの正月がきますように。

 


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