【もう見つけた】


欲張りだった。

もっともっと欲しくて
もっともっと幸せになりたくて
欲張りになってたな

今回の大阪の滞在でそう感じました。

国を離れる人
大阪を離れる人
訳あって戻ってきた人

このタイミングを逃すとしばらく会えない人がたくさんいて

思いつきで娘と自由席に乗り込み帰ってきた。

それは、ある夢がきっかけでした。

大好きな前職の先輩。

いつも明るくて
仕事に抜かりなく
キレイで
かっこよくて
ちょっと抜けてて
入社して知ったけど
実は幼なじみで

保育所が同じで、同い年の友達の姉ちゃんだった

ヤンチャでいつもケガをしてたわたしをよく覚えてくれていました

 

彼女は去年結婚して、
現在妊娠中。

その先輩がある日夢に出てきた。

わたしはすでにめっちゃ泣いてて、

「あなたがお母さんになることが私の一つの夢でした。

今、あなたが幸せで本当に嬉しい。」

嗚咽しながら号泣してる夢を見た。

そのタイミングか、
彼女のサプライズパーティをやるからこないかと前職の仲間からお誘いがあった。

気づいたら、新幹線のチケットを握りしめていた。

前から知ってたけど、

昨夜、

彼女の壮絶な生い立ちを改めて聞いた。

底知れないどん底から這い上がった人は、

生きる活力と天井しらずの明るさに長けている。

私の家族もすぐに彼女が大好きで不定期に実家で集まるようになった。

うちの家族も
私が高校生の時に

父がアルコール依存症とうつ病を患い、離婚した半年後にコンビニで倒れて死んじゃった。

こう書くとすごくひどい父親みたいだけど、

お父さんはとても優しくて面白い、どこか寅さんのような人だった。

私が寅さんを好きなのも、
お父さんの影響だ。

先輩の話を聞いて、
家族であの頃のどん底の話をみんなで笑い飛ばしてたら、

なんか泣きそうになったけど、

「あ、何もいらんな」

そう実感した。

ずっと、欲しかった

「幸せ」

もうあった。

家族が元気で
夫は優しくて
娘はパリピで
新しい命もお腹で踊ってて
屋根のある家があって
何食べてもおいしくて
お湯が出て
会いたい友達がいて
時々手紙をくれる友達もいて
スペインにもベルギーにもアルゼンチンにも家族がいて
みんなわたし達の幸せを自分のことのように喜んでくれる人がいて

それで充分
それが最高

ずっとがむしゃらにがんばってきたけど案外気づかないうちにあったんやな

幸せ

そう気づけた大阪滞在でした。

なんかちょっとした留学みたいな滞在だった。

不眠症アゲインで、
4時に起きてしまったけど

 

寝息を立てる娘の隣でもう少し眠ろう。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です