【闇が深い小中学生の話】


新生児を抱える私の元には

連日、たくさんの友人が訪れてくれます。

うちの一家はフレンドリー以外の何者でもないので友人が来たら、タイミング合えば母から姉から姪からみんなひっくるめてお客さんをおもてなしをする。

 

そこで主役級のポテンシャルを見せるのが、

姪ラン(中学生)である。

 

彼女の偉業は、私のブログの読者であれば周知の事実。

最近、姉妹揃って韓国アイドルのTWICEに激ハマりで明けても暮れても踊っている。

 

特に、一般的に思春期真っ只中であろう中学生の姪がガチのダンスを叔母の友人の前で堂々と披露する。

 

口癖が、

「お金、いいかなぁ?」

 

「私、思春期やから話してくれるうちに私と話しといた方がいいで」

 

の彼女。

一言で表すと「高飛車な物乞い」。

 

思春期な奴は、絶対自分から「思春期」って表明しないし、叔母の友人(だいたいダンサー)の前でダンスを披露せんやろ。

心臓が毛むくじゃらにちがいない。

 

何曲も踊り、友人はもうその度胸と、どこかおばちゃんのようなキャラに拍手喝采。

 

踊ったら、びっくりするくらいあっさり

 

「じゃ!」

 

と帰る彼女。

 

後ろ髪ひかれまくる私たちに

「せ、せめてお名前だけでも〜!」感が押し寄せる。

 

友人の一人で、韓国で芸能活動をしている友達が、

 

「彼女は、絶対に芸能界向きやからぜひその道を進んで欲しい。僕はもう彼女のファンになった」

 

と嬉しい言葉を言ってくれた。

 

 

翌日、そのことを彼女に告げると、

 

 

「や〜ん、嬉しい〜!

 

芸名何にしよっかなぁ〜?

 

 

あ、わかった。

 

 

 

 

 

芸名:オムツ

 

 

にするわ。」

 

 

 

!!!!!

 

 

感性!!

 

 

何が「わかった」やねん。

 

 

芸名オムツってめっちゃ気色が悪い。

 

 

そして、いつもランと一緒に踊っているリン(小4)にも将来の夢を聞いてみた。

 

 

私「リンは将来何になりたい?」

 

 

すると、真顔で

 

 

「貝。」

 

 

 

!!!!!

 

 

感性!!

(本日2度目)

 

 

私「え?!”私は貝になりたい”?!」

 

 

リン「(いまいちピンと来てない感じで)うん。

 

 

だって、貝の中にはすんごい長生きするやつもおるねん。400年とか。」

 

と、図鑑を引っ張り出して来てアイスランドガイ(平均寿命400年)の存在を教えてくれた。

 

ガチやん・・

 

 

 

こんなブログを娘たちが寝た後夜な夜な書いている私。(はよ寝ろ)

 

すると、さっき寝たはずの姪と母が眠る2階からリン(アイスランドガイ志望)の声がする。

 

 

お茶を取りに降りて来た母に、

「リン、なんか独り言いってる?」

 

と聞くと、

 

 

「ああ、なんか

 

 

Siriにツッコミ入れてる」

 

 

と当たり前のように答えて当たり前に寝床に戻っていった。

 

 

 

家族の精神状態が鬼畜すぎて、

 

 

私こそ貝になりたい夜でした。


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