第二子を出産して2ヶ月が経ちました。
早いような短いような。
バケモノ並みの回復力の私は親の仇みたいに元気なのに最初の1ヶ月は新生児を抱えているため外出できず引きこもっていた。
壮絶な出産の後だったんだから当たり前ですよね。
そういえば出産前日にもドラマがあった。
今日はその話を書こうと思う。
その主人公は、ずいぶん前のブログで一世を風靡した義兄。まだ読んでいない方はぜひこの記事をお読みください。
出産前日、7月23日。
その日は、姉が私のために美味しい料理をふるまってくれた。そんな食卓をいよいよ囲もう!という時に義兄が不可思議なものを持ち出した。
某番組で紹介されていた、鼻毛抜きワックス”GOSSO”
商品名を聞いただけで鼻毛が抜け落ちそう。
これをわざわざ私の入院前&美味しい食事の直前にやろうとするのが義兄っぽい。
早く食べよう?
Gossoの箱から綿棒のようなものの先端に脱毛用のワックスを塗って鼻の穴に突っ込み、1分後に一気に引っこ抜くという恐怖と隣り合わせの鼻毛脱毛。
家族揃ってこんな儀式に参加するなんてほんま暇な家族(コラ)。
ワックスを綿棒に塗り、棒を鼻に突っ込んでなんとも滑稽な義兄。
1分が経ったら、自分ではなく嫁(ドジな姉)に抜いてもらうことに。
なぜ自分でしないのかと聞くと、
「俺、自分に甘いから。。」
手加減して勢いがつかないとのこと。
今更自分の短所を振り返るな。
そして、普段物静かな義兄がその棒を抜こうとするたびに
「きゃー!!」
と内股で脇を締めて恐怖でおののく図がなんともオカマバーだったので動画を撮りまくった。
お願い事をするときにこの動画をリベンジポルノ的に活用してやろうw
姉も姉で、自分の痛みじゃないから容赦なく鼻から突き出た二本の棒をぎゅっと握ってビビらせる。
「きゃー!!待って待って!心の準備が!きゃー!」
筋肉隆々のトラック運転手が無様な姿。
お腹空いてんねん、早よしてくれw
今陣痛きたらどないすんねんw
その、
棒ギュッ!キャーやめて
を180回くらい続いたのち、ようやく意を決したのか
「よし、いってくれ。
俺一人やったら、ここまでこられへんかった。
俺、家族がおって、ほんまによかった。」
え?!死ぬん?!
たかが鼻毛抜きで初めて家族がいる幸せをかみしめたみたい。
そして一気に姉が棒をスポーン!!!
おめでとう!!鼻毛抜き成功!
どんな風に鼻毛が抜けたかは写真ではお見せできないので限りなく近い画像を見つけたのでこちらでご想像ください。
棒の先端にはこのような状態で鼻毛が残されていました。
一皮剥けた義兄と、ゲラゲラ笑いながら見守っていた家族で美味しく出産前の食事をとりました。
そして、翌日私は出産のため入院。
バルーンを入れたことで押し寄せる陣痛に理性もぶっ飛びそうだった。
なんとかその危機的状況を回避しようと娘の写真を見ることに。
それなのに…
それなのに…!!
あろうことかその2日前に
「赤ちゃんの写真いっぱい撮るだろうからパソコンに写真を移してフォルダを空にしておこう」
という作業をしてしまっていたことに気がついた。
前日に撮った動画や写真といえば、義兄が鼻毛抜きに恐れおののくオカマ動画のみ。
なんて日だ!!!
仕方なく私は、陣痛で辛い時に
とてつもなくバカバカしい鼻毛動画を見て気持ちを散らすことになった。
こっちは陣痛なのに
鼻毛を抜くくらいで騒いでんじゃねえよ!
と思いつつも、
あまりの動画のバカバカしさに何度も笑ってしまいある意味救われた。
義兄の鼻毛動画のおかげで、
見事健康な我が子が生まれました(はしょりすぎ)。
世界で一番しょうもない話があの壮絶な出産の裏にあったかと思うとある意味忘れられない体験となった。
出産の前の日は、家族で鼻毛抜きをしてたくさん笑うことをオススメします。
いや、しません。普通に過ごそう。