私は、よく友人から相談を受ける。

 

 

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そして一番多いのが

 

 

恋愛相談である。

 

 

先日、東京に魂を売った親友が（悪意）大阪に一時帰省していて、

 

１日中話してある結論にたどり着いた。

 

 

 

「恋愛は茶番である」

 

茶番：

①こっけいな即興寸劇。

②底の見えすいた、下手な芝居。ばかげた振る舞い。茶番劇。「当人は真剣でも傍(はた)から見ればとんだ―だ」

 

もちろん、私も絶賛恋愛中なので恋愛の素晴らしさも重々承知である。

 

 

しかし、と同時に茶番劇の真っ最中でもある。

 

 

まさに例文の通りで、

 

 

「当人は真剣でも傍(はた)から見ればとんだ茶番だ」

 

 

ということが本当に多い。

 

 

くっついたり離れたり、

罵声浴びせたり、

やさぐれたり。

 

 

でも、私はそんな渦中にいる時は、

 

 

「今は、恋愛というタイトルの茶番劇の公演中である」

 

と思うと幾分心が落ち着く。

 

 

先日も、

旦那とケンカをした内容も

 

 

「自分の分のゼリーを食べられた」

 

というしぼりカスみたいなケンカだった。

 

 

その当時は寝ている旦那を叩き起こして

 

すぐに着替えて買ってこさせたが、

 

 

今となっては「あるものは全部食べる」という旦那のチャームポイントだと思い込むことにして

 

 

「残ってたらラッキー」くらいに考えることにした。

 

 

「私の分のゼリーを食べられたってことは、人として尊重が足りない！」

 

 

とまで考えていたが、

 

旦那は

 

「尊重が足りなかったんじゃなくて、ゼリーが足りなかったんや！」

 

とよく分からない言い訳をしていた。

 

 

 

こんな風に、過ぎてしまえば茶番劇になるが、当人らはいたって真剣なのだ。

 

 

 

昨日も、友人からものすごい意味深なメールが来た。

 

 

「相談があるので１時間ください」（ゴゴゴゴゴゴ・・・・・）

 

 

「これを話したらあなたに嫌われるかもしれない」（ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・）

 

 

 

金曜の朝一発目のメールがこれってなかなか仕事手につかないですよね？笑

 

 

 

そして、近くのコーヒー屋で密会。

 

 

まぁ平たく言うと恋愛の話だった。

そして、彼女を嫌いになるような内容では全くなかった。

 

 

いつも、私に相談してくれる友人に対して思うことは、

 

 

「ドMなの？」

 

ということである。

 

 

普通に考えたら、傷口をえぐるようなことしか言わない。

 

 

「あんた、重いなぁ〜！絶対あんたと付き合いたくないわぁ〜。」

「あんたの恋愛は想定内すぎてびっくりする。もっとおもしろいことちょうだい！」

「私からしたら、あんたの恋愛なんか茶番。」

「あんたの恋愛ってフランス人みたい。これからそう思って生きていけば？」

 

 

今、昨日友人に浴びせた言葉を活字に起こすと

 

自分が悪魔に見えてきた。

 

 

１人に執着してしまったりする人は、

世界狭くなってしまいがちやから、各地にマーキングしていけばいい。

 

 

ちょっとずつ新しいところ、新しい人に出会って、

そこを「ホーム」にしていくと

 

執着する範囲も広がるし、安心感を得られる場所や人も増えて行く。

 

するとおのずと出会いや新しい発見や趣味も増えていって１つに執着してた自分が茶番劇と気付くだろう。

 

すっごい小さいことでいいから

自分の幅を広げる努力をしろ、とアドバイスした。

 

 

 

そしたら、

 

 

 

「いつもありがとう！！！！！！！！

私、あなたの葬式には絶対いくわ！！！！！！！！」

 

 

と、ユニークすぎるお礼をされた。

 

 

 

なんでよりによって冠婚葬祭の「葬」を選ぶねん。

 

 

生きてるうちに感謝しろよ。

 

そうゆうとこやぞ！！！！！

 

 

 

なにはともあれ、

恋愛の茶番劇の話を聞くのは嫌いじゃない。

 

 

ちゃんと深刻には聞くけど、世の中にはびこる茶番を知ることで己の小ささに気づくことができるからである。

 

 

なぜか、始まってもいない葬式参列の確約をして、

 

さっきまで号泣してた彼女は帰っていった。

 

 

 

大役を果たした私は、かぼちゃを煮て床についた。

 

 

 

 

茶番万歳＼(＾０＾）／